また、学び続けるには「学び自体」に楽しさを感じる中高6年間の過ごし方である必要もあります。現在私学ではICT(情報通信技術)を活用し主体的に学べるよう授業が大きく変化していますが、これは「学びの楽しさ」を実感して学びが生涯持続する効果もあるのです。つまり今後大切となるのは「持続型学力」なのです。

 ちなみに、中学受験の段階から「学びの楽しさ」を感じるのはとても大切だと、今回の最後に付け加えておきましょう。

(文/井上修)

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井上修
進学レーダー前編集長/日能研入試情報室室長 井上修

いのうえ・おさむ/1967年生まれ。91年横浜国立大学教育学部心理学専攻卒業。同年日能研入社。以来継続して入試・学校・教育情報を専門とする。中学受験雑誌「進学レーダー」編集長を経て2024年より現職。著書、雑誌への寄稿多数。

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