また、学び続けるには「学び自体」に楽しさを感じる中高6年間の過ごし方である必要もあります。現在私学ではICT(情報通信技術)を活用し主体的に学べるよう授業が大きく変化していますが、これは「学びの楽しさ」を実感して学びが生涯持続する効果もあるのです。つまり今後大切となるのは「持続型学力」なのです。
ちなみに、中学受験の段階から「学びの楽しさ」を感じるのはとても大切だと、今回の最後に付け加えておきましょう。
(文/井上修)
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いのうえ・おさむ/1967年生まれ。91年横浜国立大学卒業。同年日能研入社。中学受験雑誌「進学レーダー」編集長、入試情報室室長などを経て、2025年5月に日能研を退社し、同年6月より茗溪学園校長補佐就任。同時に教育アナリストとしても活動開始。