マラソンや長距離走の練習をするときの方法で、「一番近い目標に向かって走る」っていうのがあるんだ。例えば「次の電信柱までがんばろう」とか「次の曲がり角までがんばろう」とか。それを繰り返すことで、フルマラソンが完走できる。最初からゴールをめざしてしまうと果てしなく感じて途方に暮れちゃうけど、少しずつ少しずつクリアしていけばゴールにたどり着けるっていうね。
生きる目的もそれと同じなんじゃないかな、ってよしおは思う。人生の最後を想像すると相当遠いし、自分が今どこにいるのかもわからなくなるしね。性格を変える話と同じだけど、本当に一個一個の積み重ねでしかないのかな、って。あえて生きている意味を言葉にするとしたら「ハッピーになるため」って感じ!
ちなみによしおが名古屋の番組で共演している芸人の町田こーすけくんに生きている意味を聞いてみた。彼のおじいちゃんは哲学の先生らしくてね、おじいちゃんが「人間だけが笑える生き物だから、人生はどれだけ笑えるかだよ」って言ったんだって。だから町田くんの生きている意味は「笑うこと」だってはっきりと言っていた。「そんなにはっきりと⁉」って思ったけど納得しちゃったよね。
考えれば考えるほど答えが見つからないテーマだよね。りのちゃんから相談をもらって、改めて考えるいい機会になったよ、ありがとう。りのちゃんも生きている意味が見つかったらぜひ教えてね!
……って、僕は思うんだけど、君はどう思うかな?
(構成/濱田ももこ)
小島よしおのボクといっしょに考えよう
小島 よしお
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