無人島で全力で楽しむ姿が大人気のタレント・あばれる君ですが、家庭に戻れば小1と2歳、2人の男の子のパパ。前回のインタビューに引き続き、お子さんとの向き合い方やあばれる君ならではのアウトドア子育てについて、エピソードをたっぷり教えてもらいました。※前編<あばれる君が語る子育て 「ほめ言葉は大盤振る舞い」「怒りで子どもをコントロールしたくない」>から続く

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待ち合わせで友だちに会えるかな? 心配で胸が痛みます

――上のお子さんが小学生になって変化したことはありますか?

 一人で行動することが増えましたね。小学生になると、放課後に友だちと待ち合わせして遊ぶようになるじゃないですか。

 このまえもそれで、お兄ちゃん(長男)を公園まで送っていったんです。そしたら待ち合わせ場所に誰もいなくて、「集合場所、間違ってない?」って親のほうが心配になっちゃったんです。でも本人が「もうちょっと待つから、お父さん帰っていいよ」って言うので、先に帰ったんです。でも、そのあとも「友だち、来たかなぁ」って心配で心配で。

 ぼくらだって子どものころ、待ち合わせした友だちとすれ違って会えなくて……ってこと、ありましたよね。その悲しい気持ち、さびしい気持ちを味わっているのかなぁって思ったら、胸が痛くなっちゃいました。

――結局、お友だちには会えたんですか?

 大丈夫だったみたいです! 家に戻ってきてから「10分くらい待っていたら、ちょっとずつ集まってきてうれしかった」って言ってました。いやぁ、余計な心配しちゃいましたね。

 それでも、10分も一人で待っていて、最初に来た友だちを見たときのお兄ちゃんの顔を想像したら、ぼくまでうれしくて……胸があたたかくなりました。

――心配でたまらないけれど、少しずつ手を離しているんですね。

 冒険心のある子に育てたいんです。不安があっても、負けないで飛び込んでいく勇気を育てたい。そのためには、一人でがんばることって大事ですからね。

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神素子
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