《ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館》(一部)
2021年 アクリルガッシュ、紙
「わたしは真悟」の続編、または並行世界を描いた101枚の絵画からなる新作だ(photo 楳図かずお大美術展製作委員会提供)(c)楳図かずお
《ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館》(一部) 2021年 アクリルガッシュ、紙 「わたしは真悟」の続編、または並行世界を描いた101枚の絵画からなる新作だ(photo 楳図かずお大美術展製作委員会提供)(c)楳図かずお

──楳図作品は決して古びることがありません。未来を予見するような世界観があり、いつの時代でも、子どもでも大人でも楽しむことができます。

「それはですね、何を描こうかと思った時に、人間が持っている一番根源的なところを描こうと思って描いているので、どの時代にもあまりぶれがないのだと思います。絵画、というと堅苦しく聞こえるかもしれないけれど、スリルやサスペンス、ドキドキや恐怖や不安──。そうした“楽しさの根源”もしっかり描きましたので、その世界に入り込んでさまざまを感じてもらいたいです。自信満々の展覧会ができたのでゆっくり楽しんでください」(オープニングセレモニーで)

(フリーランス記者・中村千晶)

AERA 2022年2月21日号

暮らしとモノ班 for promotion
ヒッピー、ディスコ、パンク…70年代ファションのリバイバル熱が冷めない今