小島慶子「誰もが情報発信者 WHOの自殺報道ガイドラインを知ってほしい」

幸複のススメ!

小島慶子

2022/01/06 07:00

エッセイスト 小島慶子
エッセイスト 小島慶子

 タレントでエッセイストの小島慶子さんが「AERA」で連載する「幸複のススメ!」をお届けします。多くの原稿を抱え、夫と息子たちが住むオーストラリアと、仕事のある日本とを往復する小島さん。日々の暮らしの中から生まれる思いを綴ります。

【写真】WHO自殺報道ガイドラインを知っておこう

*  *  *

 著名な人が亡くなったニュースは、脊髄反射でネット拡散しないことが肝心です。記事を繰り返し読んで、気持ちが落ち込んでしまうこともあります。そんな時にはスマホやテレビから離れて、親しい人と話したり、ゆっくりと過ごすことも大切です。

 自死の可能性がある場合には、ネットにさまざまなゴシップや臆測コメントが溢(あふ)れます。以前このコラムでも書きましたが、自殺報道に関しては、報道の影響で自殺を誘発しかねない「ウェルテル効果」というものが知られています。WHOでは不適切な報道をしないよう、メディアがやるべきこと、やってはいけないことについて、ガイドラインを作っています。ここ数年で日本の大手メディアにもこのWHOのガイドラインが広まり、センセーショナルな表現を避け、相談窓口を知らせるなどの措置もとられるようになっています。しかし、ネットではガイドラインを守っていないゴシップ記事もまだ出回っています。うっかり拡散しないように気をつけましょう。

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