AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2021年11月29日号では、TANPACマネージャーの谷川俊平さん、アパレル会社のEC事業部に務める谷川麻美さん夫婦について取り上げました。

【写真】20歳上の上司にプロポーズ、元バンドマンの夫とファン…さまざまな夫婦のカタチ

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夫36歳、妻33歳のとき、「いい夫婦の日」の11月22日に結婚。

【出会いは?】夫がよく通っていたアパレルショップに、妻がスタッフとして入社。当初は常連客と店員の関係だった。
【結婚までの道のりは?】店舗やイベントで顔を合わせるうちに、自然とSNSでつながった。二人で食事に行った時に意気投合し、交際。半年で結婚。
【家事や家計の分担は?】家事は基本的に妻が担当。朝の洗い物、洗濯、ゴミ捨ては夫がしている。財布は別。夫が家賃と生活費を負担。

夫 谷川俊平[38]TANPAC マネージャー

たにがわ・しゅんぺい◆1983年、大分県生まれ。福岡大学を卒業後、パーソナルジムのトータル・ワークアウトに入社し、約10年間勤務。2015年末に、「高タンパク低カロリー料理」を事業の軸にしたベンチャー企業TANPACの立ち上げに携わり、「筋肉食堂」などを運営している

 約10年前、よく行くアパレルショップに女性スタッフが入社してきて、その一人が妻でした。初めて接客を受けた時、「筋肉がある人はVネックが似合います」と強く薦められたのを覚えています。私は丸首のTシャツが好きなのですが、思わず買ってしまいました(笑)。服選びのセンスがあるので、今でも服を買う際に相談に乗ってもらうことがあります。

 妻の実家は都内にあり、姉夫婦も都内で暮らしています。家族同士仲良く、よくみんなで集まります。家族が増えたことが、結婚してよかったことの一つです。

 独身時代、二人とも料理をしていませんでした。結婚を機に料理道具を一から揃えたのですが、妻の料理の腕前の「伸びしろ」はすごく、今ではおいしい食事を作ってくれます。私が一番好きなのは唐揚げ。脂の多い皮を取り除き、健康面も考えられています。結婚後、すぐにコロナ禍になったので、落ち着いたら、大好きな地元の大分に、また二人で遊びに行きたいです。

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