投資信託をはじめ金融商品の動向に詳しい、ニッセイ基礎研究所 金融研究部の前山裕亮さん(写真/本人提供)
投資信託をはじめ金融商品の動向に詳しい、ニッセイ基礎研究所 金融研究部の前山裕亮さん(写真/本人提供)

■日経225とTOPIXに大きな変更あり 

 2021年10月1日からは日経平均株価の銘柄入れ替えが行われ、新たにキーエンス、村田製作所、任天堂が日経225に仲間入りする。

 除外は日清紡ホールディングス、東洋製罐グループホールディングス、スカパーJSATホールディングス。この入れ替えがどのように影響するか、注目だ。

 さらに2022年4月には東証が市場の再編を行う。「東証1部」の名称が廃止され、より優良企業を厳選した「プライム」市場が誕生する。TOPIX連動型投信には影響なしといわれるが、さて、どうなるか。

AERA Money 2021秋号
AERA Money 2021秋号

 なお、アエラ増刊「AERA Money 2021秋号」では、つみたてNISAで買える日本株の投信(日経225、TOPIX)全30本を、規模/コスト/リターン/運用効率/リスクの5項目で忖度なしに100点満点で独自採点。そのランキング結果を公表している。

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前山裕亮(まえやま・ゆうすけ)/ニッセイ基礎研究所 金融研究部。大和総研などを経て2014年より現職。国内株式や投資信託など、資産運用の調査・研究を行う。日経CNBCなどのメディアでも情報発信

(文・綾小路麗香、伊藤 忍)

※『AERA Money 2021秋号』から抜粋