ウガンダ選手団への対応でも明らかになったが、選手に関しても事前合宿は受け入れ先の保健所が対応することになる。

埼玉医科大学教授で、同大総合医療センター総合診療内科の岡秀昭医師さんはこう訴える。

「『無観客が望ましい』とした専門家有志の会の提言を退け、有観客で開催するのはギャンブル。『安全・安心の大会を実現』と言うのなら、有観客でも安全という科学的根拠を示してほしい。感染者が増加して医療が逼迫(ひっぱく)し、しわ寄せを被るのは国民です」

(編集部・深澤友紀)

AERA 2021年7月5日号より抜粋