長男が中3のとき、東大に興味を持っていることに気づき、『私の東大合格作戦』という本を買ってきて本棚に入れておきました。これも誘導ですね。長男はそれを読んで東大受験用の問題集を買い揃えました。

 長男は中1から塾に通いましたが、次男と三男は長男が塾で使ったテキストを使うことで、塾通いは約1年だけ。塾代も節約して、千葉高校に無事合格できました。

 高校以降は学習習慣ができていましたし、私は食事に気をつけるくらい。勉強に関わることはなくなりました。「早く勉強しなさい」よりも「早く寝なさい」のほうが、多く口にしていたと思います(笑)。

「公立小・中・高からでも絶対に大丈夫」。お子さんを東大に合格させたい方に、そのことはぜひ伝えたいですね。

(構成/編集部・小長光哲郎)

AERA 2021年6月21日号