五輪で変異株の流入阻止は「不可能」 検疫官が断言「陰性証明あっても…」 (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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五輪で変異株の流入阻止は「不可能」 検疫官が断言「陰性証明あっても…」

中原一歩AERA#新型コロナウイルス
二階氏はその後、「何が何でも開催するのかと問われれば、それは違うという意味で申し上げた」などと五輪中止発言の趣旨を説明 (c)朝日新聞社

二階氏はその後、「何が何でも開催するのかと問われれば、それは違うという意味で申し上げた」などと五輪中止発言の趣旨を説明 (c)朝日新聞社

 五輪開催の雲行きが怪しくなってきた。4都府県に発令された3度目の緊急事態宣言をはじめ、ワクチン接種の遅れや東京の感染拡大といった課題や懸念も残る。開催できたとしても、変異株の流入の不安が募る。AERA 2021年5月3日-5月10日合併号から。

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 コロナウイルス感染状況が「ステージ4」の日本で、本当にオリンピック、パラリンピックが開催できるのだろうか──。

 政府が設置する「新型コロナウイルス感染症対策分科会」が4月15日に導入方針を決めた新指標によると、ステージ4とは「感染爆発段階。爆発的な感染拡大が起き、医療体制の機能不全を避けるための対応が必要な状態」なのだという。

 4月21日現在、ステージ4を示す新指標の「入院率(すべての療養者に占める入院者の割合)25%以下」が、「大阪12%」「兵庫17%」と深刻になっている。同じくステージ4の指標の一つ「1週間の人口10万人あたりの新規感染者数25人以上」を上回っている「大阪」「兵庫」に加え、「東京」も日を追うごとに深刻度を増している。ゴールデンウィーク明けには東京の新規感染者数が2千人を超えるという試算もある。

 4月25日、この状況を受け政府は「東京」「大阪」「兵庫」「京都」に3回目の緊急事態宣言を発令する。期間は5月11日までだという。2回目の緊急事態宣言全面解除から約1カ月。その間、唐突に登場した感が否めないのが「まん延防止等重点措置」。これが変異株のまん延などの感染抑制にどれだけ効果を発揮したのかは全くの未知数。むしろ中途半端な措置が感染拡大を助長したと臆測する声が与党内からも上がる。

■対外アピールで解除

 コロナ対策を所管する厚生労働省のある担当者は頭を抱える。

「結局、分科会に出席の医療専門家は、3月初旬の段階で変異株による第4波の到来に備え、2回目の緊急事態宣言をゴールデンウィーク明けまで継続できないかと主張した。感染症対策の基本である、まん延してから宣言を出すのではなく、まん延させないために宣言という措置を講じる、という認識は西村康稔経済再生相以下、政府関係者全員にあったと思います」


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