ネギトロやネギマグロの「ネギ」は野菜じゃない! 魚の養殖が増えない苦しい事情とは (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ネギトロやネギマグロの「ネギ」は野菜じゃない! 魚の養殖が増えない苦しい事情とは

連載「お魚ビッくらポン」

岡本浩之AERA#AERAオンライン限定
ねぎまぐろの軍艦

ねぎまぐろの軍艦

和歌山県でのオーガニックはまちの養殖の様子

和歌山県でのオーガニックはまちの養殖の様子

 我々人間が生きていくうえで欠かせない3大栄養素と言えば、「糖質」「脂質」「たんぱく質」ですよね。「糖質」は主にエネルギー源として、「脂質」はエネルギー源の他に細胞膜を作るのに必要で、「たんぱく質」は、筋肉や骨をはじめ、皮膚や臓器など我々のカラダを作るのに不可欠な栄養素です。

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 たんぱく質を含む代表的な食材といえば肉類のイメージが強いですが、魚にも肉に負けないくらい多くのたんぱく質が含まれているんです。中でも、サーモンやマグロ、ブリなどは、肉類とほぼ同じ量のたんぱく質を含んでいます。

 そして魚に含まれるたんぱく質は、肉類のものに比べて消化、吸収しやすいため、お年寄りやお子さま、そして筋トレ中の方などにはおすすめなんです。

 ボディービルダーの方が、毎食、ほとんど味のしない(といったら語弊があるかもしれませんが……)鶏のささみを食べているシーンをよくテレビなどで見ますが、たまにはマグロの赤身やツナフレークなどで味や食感を変えても問題ないと思うんですが……。

 個人的には、脂などの混ぜ物のない「ネギマグロ」は、高タンパク&低脂質で吸収も早い、理想的なトレーニング食だと思っています。

 ところで、「ネギマグロ」と言えば、先日、友人とお寿司を食べていて「ネギマグロ軍艦」が出てきた時に友人が「このネギマグロ、ネギが入ってないんやけど」とつぶやいていました。

 ご存じの方も多いと思いますが、実は「ネギマグロ」のネギは、植物の葱ではないんです。

 職人さんの間では、マグロの肋骨や皮についた身を、スプーンなどでこそげとることを「ねぎる」と呼んでいて、そうして取った身のことを「ネギマグロ」と呼んでいるんです。

 ただ、葱を乗せた「ネギマグロ軍艦」もありますので、ややこしいですが……。

 ちなみに、筆者だけかもしれませんが、焼き鳥屋さんの「ねぎま」について、少し前まで、鶏肉の間にネギを挟んで焼いたものだと思っていました。

 本当はそうではなくて、「ねぎま」は、鶏肉ではなくネギとマグロの組み合わせ、「葱鮪」がオリジナルだと教えてもらったのは数年前でした。こちらの「ねぎ」は野菜のネギで、「ま」が間じゃなくてマグロの「ま」なんですね。

 話がそれてしまいましたが、我々が通常食べる代表的な肉類である牛肉や豚肉、鶏肉などは、ほとんどが人の手で食用に育てられたものですよね。ですので、多少の気候変動などがあっても、安定した品質のものが、安定して供給され、価格も安定しています。


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