GUDシートを応用したものの一つが、GUDマスクだ。通常、マスク表面にはウイルスが無数に付着していて、マスクを触った手で顔や物を触ると接触感染や感染拡大のおそれがある。しかし、市販のマスク表面をGUDシートのオーバーマスクが覆うと、ウイルスは不活性化。接触感染や感染拡大のリスクが小さくなる。

 同じく銅を使った折り紙「おりあみ/ORIAMI」でのマスク作りを提案するのは、世界初の金網折り紙を開発した「石川金網」(東京都荒川区)。純銅の折り紙は、素材からは想像できないほどしなやか。休日に子どもと作ってみるのはいかが。

 マスクをしながらエステ効果も期待したいという人には、「SUISO MASK」(アクアバンク)がある。水分と反応して水素を発生させるシートが不織布マスク内に入っていて、水素が肌の奥まで入って老化を進める活性酸素を除去し、呼吸と共に体内に入って血流を改善するという。(ライター・羽根田真智)

AERA 2020年11月2日号より抜粋