歩き方は50歳を境に変化する 28歳記者は歩行年齢「36歳」、歩行速度年齢は「50歳」 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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歩き方は50歳を境に変化する 28歳記者は歩行年齢「36歳」、歩行速度年齢は「50歳」

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井上有紀子AERA
歩行姿勢測定システムを試してみる。指摘された「ペタペタ歩き」は高齢者の他、ヒールを履く女性にも多く見られるという

歩行姿勢測定システムを試してみる。指摘された「ペタペタ歩き」は高齢者の他、ヒールを履く女性にも多く見られるという

AERA 2020年10月12日号より

AERA 2020年10月12日号より

AERA 2020年10月12日号より

AERA 2020年10月12日号より

 50歳を境に、歩き方は大きく変化するという。20~40代の歩行年齢はプラスマイナス20歳くらいに収まるが、50歳を超えると急激に幅が広がるのだ。28歳の記者も、「歩行測定」に挑戦し、自分の歩き方を見直してみた。「歩き方」を特集したAERA 2020年10月12日号の記事を紹介する。

【イラストで見る】理想的な歩行姿勢を作る16のポイントはこちら

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 アシックススポーツ工学研究所主席研究員の市川将さんによると、加齢と歩行姿勢には密接な関係があるという。それがわかるのが、アシックスとNECソリューションイノベータが共同で開発した「歩行姿勢測定システム」だ。36の項目を計測し、数千人規模のデータを収集。速度・姿勢・バランスなどから歩行年齢を算出。その結果、50歳を境に変化が見られたという。

「20~40代の歩行年齢はプラスマイナス20歳くらいに収まりますが、50歳を超えると急激に幅が広がります。60代でも99歳になる人がいれば、30、40代の人もいる」(同)

 中でも大きく変化するのが、歩行速度だ。20~50歳では差が小さいが、男女問わず、50歳以降は急激に速度が落ちる人がみられる。一方で、70歳でも20代と変わらぬ速度で歩ける人もいるという。

 他にも、歩幅が小さくなる、正面から見たときの足の間隔が広がる他、男性では腰の曲がりが大きくなる人が増えるという。筋力が落ちて、バランスをとる能力が衰えるため、左右や前後への揺れや左右差も大きくなる。

「30代、40代くらいから徐々に体力の衰えを感じる人が増えますが、歩けるうちに正しい姿勢で歩かないと、加齢と共にどんどん歩けなくなってしまいます。早い段階から自分の歩行を意識し、見直していくことが大切です」(同)

 同研究所では、「フィットネス(運動)効果が高まる」「若々しく見える」「美しく見える」の3点から、歩き方の特徴を分析している。何事も「若ければよい」というわけではないが、歩行に関してはこの3点の共通要素が多く、運動効果が高い歩きほど、若く・美しくも見えるといえる。

 取材の翌日、東京・豊洲にあるASICS Sports Complex TOKYO BAY(アシックス スポーツ コンプレックス トウキョウ ベイ)で現在28歳の筆者(井上)も歩行姿勢測定を試してみた。いつも駅に向かうときの気持ちを思い出して、3Dセンサーに向かって6メートルほど無心で歩く。測定結果は、総合で36歳。バランス年齢26歳、姿勢年齢32歳、速度年齢に至っては、なんと50歳だった。

「時速3.36キロは、年齢に対してかなり遅いです。また、高齢者によくみられる、すり足気味のペタペタ歩きになっています」(同施設スタッフの石橋斐子=あやこさん)

 腕振りの大きさ、腿の上がりも最低評価だったため、足のスイングをよくしたり、猫背を直したりするためのストレッチも教えてもらった。(ライター・井上有紀子)

AERA 2020年10月12日号より抜粋


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