AERA 2020年9月28日号より(撮影/福光恵)
AERA 2020年9月28日号より(撮影/福光恵)

 コロナ太り対策や外食の減少で、低糖質・低カロリーで栄養バランスが整った冷凍弁当の売り上げが急激に伸びている。これまで「800食」の冷凍弁当を試し、サイト「冷凍弁当.jp」を運営する3歳の子を持つママ、西山あいさん(33)からアドバイスも受けながら、ダイエットはライフワークと公言するライターが計30食を実食した。AERA2020年9月28日号の記事を紹介する。

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 管理栄養士が開発し糖質などを抑えて開発した冷凍弁当がオシャレで人気のnosh(ナッシュ)に続いてマッスルデリは、筋肉を付けながらダイエットしたい人に対応した冷凍弁当だ。

 今回体験した、ダイエットやボディーメイクをしたい女性にオススメの「LEAN 減量用」コースのほか、脂肪を減らしながら筋肉を付けたい男性や、体形を維持したい女性向けの「MAINTAIN 維持用」など3種のコースを用意する。

「高たんぱく質で低糖質の冷凍弁当。野菜や肉類は大きくカットされており食べ応えがあるので満足感があります。また、お肉は、高齢者でも美味しく食べられるほど柔らかく、よく工夫して作られていることが感じられますね」(西山さん)

 肉のほか、パスタや玄米などの主食も付いて、食べ応えは満点。例えばLEANコースの「つくねと台湾風焼きそばセット」は、367kcalと、3食食べたとしても約1100kcal。厚生労働省の日本人の食事摂取基準から算出した、自分の1日の適正エネルギー量約1700kcalを大きく下回る。ヒャッホー。

 冷凍食品メーカーのニチレイフーズが提供する気くばり御膳や、病院給食などで知られる日清医療食品の食事宅配サービス食宅便の「低糖質セレクト」コースも(手を合わせてから)いただきます!

「気くばり御膳には、糖質を抑えつつもおなかを満たして食事が楽しめる工夫が感じられます。主菜と6種のおかずがついて、1食の糖質がさつまいも1本(糖質約75.7g)の約1/10程度というお弁当も。食宅便は一皿で五品の料理と品目が多く、ダイエット食であっても食べる楽しみを感じさせてくれます」(西山さん)

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