芦田愛菜首相、愛子天皇のいる未来とは? 小説が描いた日本の悲観と楽観 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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芦田愛菜首相、愛子天皇のいる未来とは? 小説が描いた日本の悲観と楽観

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矢部万紀子AERA#皇室
JR長野駅に到着した皇太子ご一家(当時)。愛子さまはオフホワイトのケープ姿/2019年3月25日 (c)朝日新聞社

JR長野駅に到着した皇太子ご一家(当時)。愛子さまはオフホワイトのケープ姿/2019年3月25日 (c)朝日新聞社

 2月に政府の「女性天皇」の議論は見送りという方針が報じられた。しかし、こうした動きと世論との乖離は大きい。共同通信の世論調査(19年10月)では8割が「女性天皇を認めることに賛成」、週刊誌にも「愛子天皇待望論」の見出しがおどり、愛子天皇が誕生した未来を描いた小説まで登場ししている。AERA 2020年4月13日号では、愛子天皇のいる2050年を描いた小説「AAゴールデンエイジ」に注目し、女性天皇について考えた。

【画像】マスク姿で学習院女子高等科の卒業式に向かう愛子さま

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「愛子天皇待望論」の灯は簡単に消えない。「女性自身」は3月24・31日号で<雅子さま15年間秘め続ける最愛祖父の夢「愛子を天皇に!」>と訴える。なぜこれほど根強いのかを考える上で参考になるのが、小説「AAゴールデンエイジ」(OjohmbonX著)だ。小説投稿サイト「カクヨム」で読める。

 芦田愛菜さんが首相、愛子さまが天皇という2050年の世界を描いたこの近未来小説は、以前アエラの19年12月30日・20年1月6日合併号で紹介している。悲観と楽観が同居しているのが特徴で、日本の行方を限りなく悲観的に、皇室の行方を限りなく楽観的に描いている。

 端的に表れているのが、愛子天皇誕生までの道のり。まず皇族の行動があり、世論が動き、政権が追随して「特例法」を定める。政権が主体的に動くことは一度もないのは、現政権への冷静な目があるのだと思う。

 愛子さまが学習院大学に入り、公務で大活躍。ところが20歳になると婚約(相手は「たまたま」旧皇族の出身者だという設定だ)、結婚で皇籍を離れては大変という世論が盛り上がり、「女性宮家の創設等に関する皇室典範特例法」ができる。

 次に「女性天皇の即位等に関する皇室典範特例法」ができ、愛子天皇が誕生する。その時、愛子さまには男子2人が生まれていて、男系での継承が維持される。こんなにうまくいくだろうかという展開を不自然に感じさせないのは、愛子さまの優秀さと胆力が説得力をもって描かれているからだ。


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