Superfly「プラスでもマイナスでもない心の状態」 休養を経て起こった変化とは 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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Superfly「プラスでもマイナスでもない心の状態」 休養を経て起こった変化とは

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古谷ゆう子AERA

 6枚目となるオリジナルアルバム「0(ゼロ)」をリリースした、Superflyの越智志帆さんがAERAに登場。休養を経て「変わった」こととは。AERA 2020年1月27日号から。

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 質問を投げかけると「うん、うん」と相づちを打つ。ときに小さく両手をたたいて朗らかに笑う。取材を終えても、つい駆け寄っておしゃべりをしたくなってしまう。Superflyの越智志帆と過ごす時間は穏やかで優しい空気に包まれていた。

 けれど、当の本人は「やっと人とうまくコミュニケーションを取れるようになって」と言う。取材中、何度となく口にしていたのは、「休んでから変わった」という言葉だった。

 2007年のデビュー以来、日本の音楽シーンの第一線を駆け抜けてきた。10周年を迎える頃、1年ほど休養。日常で出会う人々と言葉を交わすなかで、わかってきたことがある。目に映るもの、肌で感じること。感覚は人それぞれで、自分の感覚もまたほかの誰とも違う。だからこそ自分が感じることを大切に、周囲をリスペクトしながら生きていきたい。そう素直に思った。

「昔は気持ちを口にするのも苦手で、悩んでも自己完結することが多くて。いまは、自分のなかの風通しが良くなった気がしています」

 曲をつくるうえでも変化があった。たとえば、「愛」というテーマで詞を書くとき。以前は一人で家にこもって書いていたけれど、いまは友人やスタッフに「みんなにとって『愛』ってどんなもの?」と意見を聞くようになった。話をすることで少しずつ本心に近づき、3日かけてフレーズに落とし込んでいく。

 最新アルバムのタイトルは「0(ゼロ)」。収録曲のほとんどの詞曲を手がけた、4年半ぶりのオリジナルアルバムだ。

「昔はテンション高く、プラスまで持っていかなければ、と思っていたけれど、いま思うと不自然なところもあったかな、と。濁りなく、自分らしく。プラスでもマイナスでもない、フラットな心の状態で作品をつくることができました」

(ライター・古谷ゆう子)

AERA 2020年1月27日号


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