舞台や映画の俳優として活躍する一方で、ミュージシャン、タレントとしての活動も意欲的だ。昨年11月に開催された「草なぎ剛のはっぴょう会」では、作詞作曲したギターの弾き語りを披露。先月からは、旧知の仲であるユースケ・サンタマリアとの新番組「なぎスケ!」がアマゾンプライムビデオで始まった。

草なぎ:ユースケさんとはもう腐れ縁っていうか(笑)。「『ぷっ』すま」が終わってから約2年が経って、今また同じことをやっているんだけど、でも変わっている部分もあって。大げさなこと言うと「人生だな」と思ったの。

 僕の人生とユースケさんの人生が、またこうして交じり合って、新しい道を歩んでいけることに感謝してる。観てくださる方には、また「くっだらねーな(笑)」って、二人でしか生み出せないゆるい空気感を楽しんでもらえたらいいですね。

 飾らない性格が醸し出す独特の“ゆるさ”は、自身のYouTube番組でも十二分に発揮される。

草なぎ:簡単そうに見えるけど結構大変なんですよ! スタッフさんと一緒に企画も考えて。最近ハマってるのは「謎料理」動画。「あの食材とこの食材を組み合わせたらウマいんじゃない?」って思いついたものを、実際に料理して動画にしています。おいしいんだけど、仮に失敗しても「謎」とつけることによって許されてしまうという……(笑)。

 YouTubeにチャンネルを開設したのは約2年前。始まりはAbemaTVで放映された「72時間ホンネテレビ」だった。以後、稲垣吾郎、香取慎吾の2人と共に、月に1度「7.2 新しい別の窓」の番組を続けるなど、「新しい地図」としての活動も積極的に進めている。

「新しい別の窓」は、僕たちのパーソナルな部分が凝縮された番組になっていると思います。僕は舞台、吾郎さんは映画、慎吾は個展と、それぞれの活動で得たものが3人の番組に生かされている部分はありますね。

 やっぱり2人の活動は気になりますよ。吾郎さんはレストラン、慎吾は洋服のブランドもプロデュースしているし。慎吾は本当に洋服が好きなんだろうね。自分でちゃんとデザイン画も描いてる。吾郎さんも、何百種類もある中からおいしいワインを選んだりしていて。「2人ともすげーなー」って思いながら見てます(笑)。

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