・外に出る


夫や家族の協力があるなら、一人で外出しましょう。散歩するもよし、買い物に行くのもよし。外の空気を吸って空を見上げたら、なんだか頭がスッキリします。外出できないときは窓を開けて風を家の中に入れるだけでも気分が変わります。

・ゆっくり休む
「赤ちゃんは私が見なくちゃいけない」という気持ちは少し横に置き、数時間でいいので夫や家族に赤ちゃんのことをすべて任せて、ゆっくり休みます。赤ちゃんのことが気なると思いますが、疲れたら「休む」です。

・赤ちゃんと泣いてみる
赤ちゃんが泣いて泣いて、それに対応するのにつらかったら、赤ちゃんと一緒に泣くのも一つです。泣くと、心がスッキリします。

・スマホをOFFにする
育児で悩んだとき、「どうすればいいんだろう?」と検索してみると専門家によって意見が違い、解決方法がたくさんあるからこそ悩みます。また、芸能人や友人の育児のSNSを見たりして自分が楽しくできていないと気持ちが落ち込むこともあります。1日スマホをOFFにしても、生活にそんなに影響はないはず!

・家族以外のサポートを探す
保育園や産前・産後支援ヘルパー、家事代行、ファミリーサポートなど、家族以外のサポートを探してみます。夫と一緒に予算も含めて相談してみましょう。

 保育所のお母さんや友人から「赤ちゃんが夜中に泣き出したときに、夫が起きないようにするのがとても大変」という話はよく聞きます。実は私も同じ経験をした一人ですが、よくよく考えると不思議な話。だって、2人の子どもなんですから。「夜、赤ちゃんが泣いた時はお母さんがあやすもの」なんて決まりはありません。育児は、夫と一緒にするもの。一人で全てを抱え込まず、しんどく感じていることは夫に理解してもらう必要があるのです。

 出産後は、体力が落ちています。赤ちゃんを抱っこしたり眠れなかったりと身体がつかれているのに加えて、心も不安定になるということを出産前から夫に伝えておけば、受け入れてもらいやすいかもしれません。産後は、夫をはじめ身近な人たちに協力をしてもらいながら、身体と心を健康にして育児をしましょう。(文/中田馨)

AERAオンライン限定記事

著者プロフィールを見る
中田馨

中田馨

なかた・かおり/1978年生まれ。兵庫県の認可保育園、中田家庭保育所施設長。一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事。保育士目線の離乳食講座受講生は4年で2000人。自身も中3男子、小5女子の子育て中。

中田馨の記事一覧はこちら