日本初! 「コンピュータクラブハウス」の設立資金になった意外なものとは? (2/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本初! 「コンピュータクラブハウス」の設立資金になった意外なものとは?

連載「61歳の新入社員 元校長のプログラミング教育奮闘記」

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福田晴一AERA#福田晴一
福田晴一(ふくだ・はるかず)/昭和31(1956)年、東京都生まれ。みんなのコード学校教育支援部主任講師、元杉並区立天沼小学校校長。約40年の教員生活を経て、2018年4月NPO法人「みんなのコード」に入社。61歳で新入社員となる。2020年度からの小学校におけるプログラミング教育必修化に向け、指導教員を養成すべく、全国を東奔西走中

福田晴一(ふくだ・はるかず)/昭和31(1956)年、東京都生まれ。みんなのコード学校教育支援部主任講師、元杉並区立天沼小学校校長。約40年の教員生活を経て、2018年4月NPO法人「みんなのコード」に入社。61歳で新入社員となる。2020年度からの小学校におけるプログラミング教育必修化に向け、指導教員を養成すべく、全国を東奔西走中

加賀市のコンピュータクラブハウスでの児童とスタッフ

加賀市のコンピュータクラブハウスでの児童とスタッフ

「コンピュータクラブハウス」とは、米国・ボストン発祥の子ども向けのテクノロジー施設で、1993年の設立以来、子どもたちが「いつでも」「安全に」「テクノロジーに触れられる」コミュニティとして、世界19カ国100カ所に設置されている。

 学校から帰宅して「本を読みたいから図書館に行く」「友達と遊びたいから児童館や公民館に行く」と同じように、「コンピュータで遊んだり、デジタルでモノを作りたいからクラブハウスに行く」というイメージである。

 今回の加賀市の「コンピュータクラブハウス」は、加賀市から委託を受け、弊社「みんなのコード」が運営をし、図書館や児童館に司書の方や指導員がいるように、弊社から派遣されたスタッフがメンター役を担っている。

 そして図書館には多くの蔵書が、児童館にはいろいろなゲームや遊具があるように、このクラブハウスにはプログラミングをはじめとするコンテンツのみではなく、動画制作のためのソフトや、ものづくりのための3Dプリンターも備わっているのがウリだ。

 充実した環境であるから、当然、利用者も増え続けており、年内で1000名に近い来館者と聞く。また、利用者の幅は小学生から高校生までと広く、扱うコンテンツによっては、小学生が中学生や高校生に教えを講じる場面もあるようだ。

 これは、年齢を超えたプログラミングの魅力のなせる技だろう。現在は、スタッフ体制が整わず、子どもたちが多く利用する金曜日と週末の開館となっているが、ニーズが高まっていることは確かだ。それはそうだろう、加賀市の行政のもと無償で、指導員も常駐して、自分の作りたいことや取り組みたいことが実現できる空間であれば、テクノロジーにアンテナの高い子にとっては、まさにユートピアである。

 さて、このクラブハウスの開設の背景には、プログラミング教育のムープメントに後押しされたことの他に、もう一つの特筆される要素がある。それは「ふるさと納税」である。


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