東須磨小だけじゃない“大人のいじめ” 上司・ママ友から受けた嫌がらせ (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

東須磨小だけじゃない“大人のいじめ” 上司・ママ友から受けた嫌がらせ

このエントリーをはてなブックマークに追加
澤田憲AERA
※写真はイメージ(gettyimages)

※写真はイメージ(gettyimages)

 大人のいじめは東須磨小だけではなく、全国の職場や地域でも起こっている。その陰湿な実態とは。AERA 2019年11月4日号に掲載された記事を紹介する。

*  *  *
「あるとき勤め先の学校に行くと、私のデスクに知らない女の人が座っていたんです」

 北陸地方で非常勤講師として働く50代女性は、当時の状況をこう話す。

「その女の人が教育実習生だったことは後で知りました。結局、教育実習が終わるまでの間、私は家庭科室の実習机で仕事をするしかありませんでした」

 当時、女性は中学校で週2回、家庭科の授業を担当していた。同僚の教員による「いじめ」が始まったのは、勤務して5年がたった頃だ。

「その中学では生徒が荒れていて、先生たちもストレスがたまっていたのでしょう。次第に私に対して『週2回しか来ないくせに教師ヅラするな』といった空気ができあがっていった」

 やがて女性は無視されるようになり、用務員からも「授業で出たごみを学校で捨てるな」といった理不尽な嫌がらせを受けるようになった。デスクが教育実習生に奪われたのもその一環。3年間耐えたが、ストレスから心身に異常が出るようになり、ついには心療内科で睡眠薬をもらわないと眠れなくなった。

「スクールカウンセラーなどにも相談しましたが、結局、状況は改善しませんでした。今は別の学校に転任して、人間関係も良好です。でも、あのときの苦しさは忘れられません」

 今月初旬、神戸市の東須磨小学校で教員4人による後輩教員へのいじめが発覚した。陰湿ないじめの様子の映像が全国に流れ、衝撃が走った。だが、“大人のいじめ”はこの小学校、教育現場に限ったことではない。

 福岡県在住の50代男性会社員は、以前勤めていた大手電機メーカーで6年間にわたり苛烈なパワハラを受けた。

「きっかけは早期退職の勧告を断ったことです。それから急に、蛍光灯の交換作業やデスクの雑巾がけといった雑用しか与えられなくなりました。挨拶も無視され、賞与も激減。自己都合退職に追い込もうとしているのが、ありありとわかりましたね」


トップにもどる AERA記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい