「売国奴って言われたくない」韓国の若者が不買運動に参加するわけは… (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「売国奴って言われたくない」韓国の若者が不買運動に参加するわけは…

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牧野愛博AERA
「私たちは日本製品を販売しません」と記されたスーパーの掲示。日本製ビールなどが売り場から撤去された/7月6日、ソウル市陽川区で (c)朝日新聞社

「私たちは日本製品を販売しません」と記されたスーパーの掲示。日本製ビールなどが売り場から撤去された/7月6日、ソウル市陽川区で (c)朝日新聞社

光化門広場で開かれた日本政府の輸出規制強化などに反対する集会。「ノー安倍」と書いたプラカードが一斉に掲げられた/8月15日、ソウルで (c)朝日新聞社

光化門広場で開かれた日本政府の輸出規制強化などに反対する集会。「ノー安倍」と書いたプラカードが一斉に掲げられた/8月15日、ソウルで (c)朝日新聞社

 本当に若い世代が不買運動に参加しているのか知りたくて、光化門(クァンファムン)近くのスターバックスでお茶をしていた二人組の若い女性に声をかけた。二人は28歳と30歳で、ともにソウル市内の会社に勤める会社員だという。

「不買運動に参加していますか」と尋ねたら、二人とも「もちろんです。できる限り、日本製品は買わないようにしています」と即座に答えた。敵意を燃やすような視線ではなく、穏やかで笑顔も見せていたのが印象的だった。

「若い人たちでも、他人の目を気にするのですか」と聞くと、30歳の女性は「ヌンチは見ます。売国奴って言われたくないし」とキッパリ話した。

 彼女たちが他人とつながる空間はオフラインではなく、オンラインの世界が主だ。だが、SNSのグループトークで、一人が「ユニクロには行かない」と言えば、皆が賛同しないといけない空気になるという。自分がどんな行動を取ったのか、SNSで互いに報告し合うこともよくあるという。(朝日新聞編集委員・牧野愛博)

AERA 2019年9月2日号より抜粋


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