5歳の娘(左)と3歳の息子によるレタスサラダ、完成!(筆者撮影)
5歳の娘(左)と3歳の息子によるレタスサラダ、完成!(筆者撮影)
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仲良くちぎります(筆者撮影)
仲良くちぎります(筆者撮影)
こんないたずらもご愛敬(筆者撮影)
こんないたずらもご愛敬(筆者撮影)

 子どものための料理教室「リトルシェフクッキング」代表の武田昌美さんが、子どもと料理を楽しむコツやレシピを紹介します。忙しい毎日のなかで、小さな子どもと料理をするのは大変そうですし、安全面も心配です。でも、ポイントさえ押さえれば大丈夫。親子のコミュニケーションにもなるし、親の知らない子どもの才能をのばすきっかけになります。なにより、一緒に作った料理は格別ですよ。

【写真】いっしょにお料理! こんないたずらもご愛敬。

*  *  *

 私は3年前、娘が2歳の頃から一緒にお料理を始めました。イヤイヤ期の娘はまさに“怪獣”。そんな娘も5歳になり、親子で一緒に料理をすることにずいぶん慣れた頃、新たな怪獣が出現しました。2歳の息子(現在は3歳)が、ついに料理に興味を持ち始めたのです。

 娘と2人でキッチンに立っていると、「僕もできるー!」と大騒ぎ。娘の初めての料理は卵割りだったので、最初は2人に卵を割ってもらおうと思ったのですが、1人を教えるのと2人を同時に教えるのでは訳が違いました。

 これは困った。2人同時に料理をして、2人とも満足させるにはどうすればいいのやら。喧嘩をせずに、奪い合いにもならず平和に(ここ大事!)同時進行できるもの。そう考えた時、サラダが思い浮かびました。

 子ども達へのお願いは、「レタスを小さくちぎってね」。

 そしてお姉ちゃんには追加でもうひとつお願い。

「ドレッシング作りもよろしくね!」

 我が家のドレッシングは、今日ある調味料で好きに作る、名付けて「自由気ままなドレッシング」。自分だけの役割をプラスされ、娘の目が輝きます。

 こうして2人の共同作業で出来上がったレタスサラダが食卓に並びました。2人とも満足気にサラダを眺め、「これ2人で作ったの!」と得意げに鼻をフンフン鳴らしています。実はレタスが苦手な息子。でも自分で作ったサラダだから、パクパク食べてくれました。

「子どもの料理の初めどきはいつ?」というご質問をよくいただくのですが、その答えはズバリ「子どもが料理に興味を持った時」。2歳だから早いとか、5歳ならもうやって当然、といった年齢の区切りはありません。あくまでも子ども自身の興味が向いた時こそがベストタイミングなのです。

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「できる!」の芽生えを見逃さない