安倍首相“おもてなし外交”に1兆円兵器大人買い 米メディアも批判 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

安倍首相“おもてなし外交”に1兆円兵器大人買い 米メディアも批判

このエントリーをはてなブックマークに追加
炉端焼きに大相撲観戦など、排外主義のトランプ氏には関心外。米メディアは安倍首相のもてなしぶりは批判したが、皇后雅子さまについては、流暢な英語などを挙げ「スター」と評した(代表撮影)

炉端焼きに大相撲観戦など、排外主義のトランプ氏には関心外。米メディアは安倍首相のもてなしぶりは批判したが、皇后雅子さまについては、流暢な英語などを挙げ「スター」と評した(代表撮影)

 日本でもあまりの接待ぶりに「やりすぎ」「恥ずかしい」という声が上がるが、接待を受ける米国側から見ても、過剰だと感じられたことが数々の報道からわかる。ただの親友をもてなすのとはわけが違う。これはあくまで外交であり、駆け引きが絡むからだ。

 トランプ氏は、今でこそ大統領だが、ビジネスにおける「マン・オブ・ディール(交渉の男)」が真の姿だ。彼が最も快感を覚えるのは、ほかでもない金銭面での「勝利」だ。

 安倍首相は、自衛隊に導入する兵器として、米国製の最新鋭ステルス戦闘機F35を105機、約1兆2千億円かけて追加で“大人買い”することを表明している。トランプ氏は来日最終日に、海上自衛隊横須賀基地で護衛艦「かが」に搭乗し、


「日本は同盟国の中でも最も多い数のF35を持つことになる」

 と歓迎した。

 トランプ氏にとっては、おもてなしの心などよりたまらない、金銭的勝利だろう。

「安倍首相との会談は、すごくうまくいった」

 という訪日最終日のトランプ氏のツイートには、嬉々とした様子が表れている。(ジャーナリスト・津山恵子)

AERA 2019年6月10日号


トップにもどる AERA記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい