浜矩子「『円高=脅威』という条件反射は、一体いつまで続くのだろう」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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浜矩子「『円高=脅威』という条件反射は、一体いつまで続くのだろう」

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浜矩子(はま・のりこ)/1952年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。前職は三菱総合研究所主席研究員。1990年から98年まで同社初代英国駐在員事務所長としてロンドン勤務。現在は同志社大学大学院教授で、経済動向に関するコメンテイターとして内外メディアに執筆や出演

浜矩子(はま・のりこ)/1952年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。前職は三菱総合研究所主席研究員。1990年から98年まで同社初代英国駐在員事務所長としてロンドン勤務。現在は同志社大学大学院教授で、経済動向に関するコメンテイターとして内外メディアに執筆や出演

写真:gettyimages

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 それはそれでいい。だが、それにしても、なぜ、このことがひたすら懸念材料として取り扱われるのか。円高が進むことのどこにどれほどの問題があるのか。そもそも、円高とは何か。昨日の相場が100円だったなら、今日の90円は円高だ。だが、昨日の相場が80円だったのであれば、今日の90円は大幅円安水準である。

「円高=脅威」という条件反射は、一体いつまで続くのだろう。日本は対外債権大国だ。その日本の通貨の価値が、巨大な借金国であるアメリカの通貨に比べて高い。これは当たり前の関係だ。経済的自然現象である。この自然体を恐れてばかりいたのでは、日本経済に新境地無しだ。次にお会いする時、円はどこに行っているでしょうね。

AERA 2019年5月13日号


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浜矩子

浜矩子(はま・のりこ)/1952年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。前職は三菱総合研究所主席研究員。1990年から98年まで同社初代英国駐在員事務所長としてロンドン勤務。現在は同志社大学大学院教授で、経済動向に関するコメンテイターとして内外メディアに執筆や出演

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