オフィスチェアに向いているのはDXRACERの「ドリフティングシリーズ」。DX-03(4万9800円)などがオススメ
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 世界で1億人の競技人口がいるといわれるeスポーツ。賛否両論はあるが、スポーツとしての地位を固めれば、ゴルフより多く、テニスとほぼ同数の競技人口を擁する人気スポーツとなるという。

 高額商金を稼ぐプロゲーマーも多く登場し、アメリカではほとんどの大学が「eスポーツ部」を設置。日本でも昨年、プロゲーマーになるためのeスポーツの専門学校も開校された。

 このようにプレーヤーの育成はもちろんのこと、テニスのラケットやゴルフのクラブのように、ツールの進化も著しい。eスポーツの場合、競技用のもっとも重要なツールとなるのが、高性能のパソコン。もうひとつ、「ゲーミングチェア」と呼ばれるゲーム用のイスも。

 プロゲーマーの練習時間は1日10時間以上とも言われ、座っている時間はとにかく長い。そのため、集中できる機能的なイスの人気が高まっているという。また最近はこうしたゲーミングチェアが、ゲーマー並みに長時間パソコン仕事をする人のイスとしても、熱い注目を集めている。

 多くのeスポーツ大会で公式ゲーミングチェアとして採用される、大手メーカーのひとつ、「DXRACER」の日本輸入発売元「ルームワークス」によると、日本でもゲーミングチェアのオフィスユースは増加。がっちりホールドされるイスを好むゲーマーに対して、仕事のシーンでも使いやすいゆったり型(写真参照)のチェアが、人気になっているという。

 昼休みなどに仮眠もできる135度のリクライニングや、裏側のベルトに弾力感があって底つきしない座面など、ゲーマーだけに独占させておくのはもったいない?(ライター・福光恵)

AERA 2019年4月8日号