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困ったら“ぷちょへんざタイム” 今どき職場の「孤独」防止策

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高橋有紀AERA#働き方

ワンクリックでSOSが出せるぷちょへんざタイム。好評で他のチームでも導入が始まったという(撮影/品田裕美)

ワンクリックでSOSが出せるぷちょへんざタイム。好評で他のチームでも導入が始まったという(撮影/品田裕美)

 言いたいことが気兼ねなく言えて、本当の自分をさらけ出せる職場かどうか。「心理的安全」は孤立を防ぐだけでなく、さまざまな効果をもたらしている。

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 職場での孤立が鬱を招く状況も多い昨今、チーム作りのキーワードにあがるのが「心理的安全性」だ。米・グーグル社による調査によれば、チームの生産性を高める最も重要な要素が心理的安全だという。

「私のいるチームには、“ぷちょへんざタイム”というのがあり、1日3回slackリマインダーで流れる『困ってる人ぷちょへんざー』に対してリアクションした人に、わかる人が助けに行く“せいほータイム”がある。このチーム大好き」

 いいねが6千を超えたこのツイート。総合ショッピングモールWowma!を運営するKDDIコマースフォワードのプロダクト開発本部・兼平裕美さんが投稿したものだ。

 まずは「ぷちょへんざ(ぷちゅへんざ)」と「せいほー」を解説しよう。もとは音楽ライブで会場を盛り上げるための「Put your hands up(手を上げて踊って)」「Say ho!(ホーオと声をあげて)」。若者を中心にネットで広まり「今からご飯行く人ぷちょへんざ」のように仲間を募る意味で使われ始めた。

 兼平さんの所属するチームでぷちょへんざタイムが生まれたのは5月。発案者はエンジニアの鈴木太一さんだ。目的は個々の成長のため、チームの若手メンバーに早めのSOSを出してもらうこと。

「わからなかったら聞いてね、と言っても、エンジニアは自分で解決しようとして深みにハマりがち。2人でやったら1時間で終わるものが、1人で一日中考えて、結果終わらない場合もあります」(鈴木さん)

 ぷちょへんざという文言は、手をあげやすいようになるべく「ゆるい」感じにしたいと思い、ノリで決めたという。確かに「進捗が遅れそうなら報告してください」と言われると申告しづらいが、これなら気軽だ。


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