豪華絢爛すぎる名古屋城の本丸御殿 本誌でしか見られない「花桶図」を案内 (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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豪華絢爛すぎる名古屋城の本丸御殿 本誌でしか見られない「花桶図」を案内

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山本大輔AERA
撮影=写真部・小原雄輝

撮影=写真部・小原雄輝

 観光地がないとは言わせません! 「観光客素通り」と言われた名古屋に変化が起きている。完全復元した本丸御殿の見どころ含め、最前線の名古屋城をルポした。

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 地元では「名城(めいじょう)」と呼ばれ親しまれている名古屋城で6月8日、2009年から3期に分けて続いてきた本丸御殿の最後の復元工期が終わり、一般公開が始まった。戦時中の1945年、空襲で大部分が焼失した御殿だが、1期、2期の復元工事が終わった13年と16年、段階的に公開されてきた。今回、全工期が終了したことで全ての復元が完了し、焼失前の元の姿が、ほぼ完全復活した。

 名古屋城総合事務所によると、徳川家康の命によって1615年に建てられた本丸御殿は、総面積3100平方メートル、13棟の建物で構成されており、「一流の技術を注ぎ込んだ近世城郭御殿の最高傑作」。江戸時代の文献や戦前の古写真、実測図などの史料に基づき、旧来の工法や材料を使って、「最も実証的で忠実な復元」がされたという。それだけに単なる観光資産ではなく、世界に誇れる貴重な文化財としても価値ある歴史的建造物の復元となった。

 今回新たに復元公開されたのは、上洛殿や湯殿書院、上御膳所や黒木書院などが含まれているエリア。1634年、3代将軍徳川家光の上洛に合わせ、将軍が宿泊できるように新たに増築された建物で、最も格式が高く、最も豪華な空間となっている。

 本誌は5月8日、一般公開に先駆けて、工事が終了した直後の上洛殿を取材。メ~テレ(名古屋テレビ)で朝の情報番組を担当する徳重杏奈アナウンサーにルポしてもらった。取材当日は平日にもかかわらず、本丸御殿は、日本人観光客に加え、中国人やタイ人らの外国人観光客でにぎわっていた。

 すでに公開されているエリアと新エリアとの境目となる対面所から、取材当時は未公開だった上洛殿に入った瞬間、新鮮な木材や畳のにおいがして、思わず深呼吸したくなった。

 目の前のきらびやかな光景に、徳重アナが歓声を上げる。


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