07年生まれは50%の確率で107歳まで生存、子育て世代に求められる「二つのシフト」 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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07年生まれは50%の確率で107歳まで生存、子育て世代に求められる「二つのシフト」

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あなたは100歳まで生きたいですか?(AERA 2018年4月2日号より)

あなたは100歳まで生きたいですか?(AERA 2018年4月2日号より)

 驚愕のデータがある。2007年に日本で生まれた子どもは、50%の確率で107歳まで生きるというのだ。人生100年時代を迎える今、現役世代には、自身の仕事と子どもの教育という「二つのシフト」が強く求められ始めている。

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「人生100年時代」が叫ばれ始めた、2017年1月。製薬会社で働くAさん(女性・39)は強い危機感を覚えた。

「80代まで仕事をする人生になったら、私にはスキルがなさ過ぎることに気づきました。ルート営業で特別な情報や人脈があるわけでもない。これではダメだとすぐに動き出し、その年の春から早稲田大学大学院の入試に向けて勉強を始めました」

 約半年間の猛勉強の末、秋入試で合格。今年4月からは、平日の夜間と土曜日に大学院で人材組織マネジメントを学び、2年間でMBA取得を目指す。特に、ダイバーシティーを体系的に学び、将来は企業コンサルができるスキルを身につけたいという。学費は約350万円。Aさんには9歳の長男と3歳の長女がおり、今後は夜間のベビーシッター代などが月に約10万円かかると見積もる。経済的な負担は増えるが、それでも「今は自分のためにも、子どものためにも勉強する時期です」とAさんは言う。

「100年人生と言われるように、子どもたちには私よりもっと長い人生が待っています。今後は大学受験まで勉強すればいい時代ではなくなる。だからまず、私が大人になっても勉強し続ける姿を子どもたちに見せることも大切だと思っています」

 英ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏らが著した『ライフ・シフト』(東洋経済新報社)は、16年10月の発売以来、大ベストセラーとなり、日本でも「100年人生」が本格化することを知らしめた。先進国の中でも「長寿化」の流れは日本が頭ひとつ抜けており、07年に日本で生まれた子どもの50%は107歳まで生きる、50年までに日本の100歳以上の人口は100万人を突破するなどの指摘は、多くの日本人に衝撃を与えた。国も対策を始めている。


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