明日海りお「ポーの一族」に込めた覚悟 「少年の哀しみをどう表現できるか」 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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明日海りお「ポーの一族」に込めた覚悟 「少年の哀しみをどう表現できるか」

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 自身の繊細な持ち味が男役に向かないのでは、と悩んだ時期もあった。ファンに「そこがいい」と言われて、男役を演じることが大好きになった。 

 今年、104周年を迎える宝塚歌劇団。その長い歴史の中で、現役トップスターとして、初のアエラ表紙登場である。

 容姿端麗ぞろいのタカラヅカにあって、清冽な美貌と、透明感あふれる舞台姿で、入団直後から注目を集め続けた。「ロミオとジュリエット」では、主人公のロミオと、ロミオに敵対するティボルトという正反対の2役。「春の雪」では、禁断の恋に身を滅ぼす華族の青年。難役に次々と挑戦し、タカラヅカ100周年の節目に、大作「エリザベート」で花組のトップスターに就任した。

 光源氏のような天上的、耽美的な役柄で観客を別世界に持っていくかと思えば、「ME AND MY GIRL」で演じた、ロンドン下町育ちのちゃきちゃきした青年役もハマる。「花」「月」「雪」「星」「宙」全5組の中で、いまや最長のキャリアを誇るトップに成長したが、謙虚な姿勢は若手のころから変わらない。

「毎回、いただいた役について、本当の心はどこにあるのか、ということをすごく考えます。今も本番前の緊張は変わりませんし、不安もあります。一回一回の公演に全力を尽くすことで、それを乗り越えていくしかないと思っています」


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