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浮気相手の子どもを夫に育てさせる…「托卵女子」の恐ろしすぎる生態

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市岡ひかりAERA

もし自分の子どもが、妻の裏切りによる他人の子だったら──。愛情が深ければ深いほど、父の戸惑いと苦悩は大きい(撮影/鈴木愛子)

もし自分の子どもが、妻の裏切りによる他人の子だったら──。愛情が深ければ深いほど、父の戸惑いと苦悩は大きい(撮影/鈴木愛子)

 自分の子だと信じていたのに――。浮気相手の子どもを夫の子として産む妻が、最近ひっそりと増えているらしい。事実を知った男性の悩み、葛藤は深い。

 7月のある夜、男性(32)は9歳の長女の内ほほを、そっと綿棒で拭った。インターネットで注文した親子関係の有無を調べるDNA鑑定のための作業は、拍子抜けするほど簡単だった。

 まさか、とは思う。3カ月前に離婚が成立した元妻とは、学生時代に「できちゃった結婚」。妊娠を告げられた時は、確かに「あれ? 計算が合わない」とは思った。とはいえ、本気で疑っていたわけではない。娘の顔は友人たちも驚くほど元妻に瓜二つ。自分と似ていないなんて、考えたこともなかった。

 それに、育児を放棄した元妻に代わり、9歳になるまで育てた子だ。自分の子でないはずがない。でも妻は、結婚後半年で浮気し、家を出ていった。心のどこかで引っかかっていたのかもしれない。悩みを振り切るように、綿棒を入れた封筒をポストに押し込んだ。

 2週間後、男性の元に届いた1通の封筒。鑑定の検査結果だ。封を開け、中を見ると、男性は言葉を失った。

「親子関係なし」

「この子さえいれば、もう十分」


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