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片山杜秀さん「右翼は反体制的にもなる」

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「安倍首相ガンバレ」を叫ぶ子どもたち、教育勅語を朗唱させる幼稚園……。森友学園問題に端を発して「右翼」という人たちが、にわかにクローズアップされている。AERA 2017年5月1-8日号では「右傾化する日本」を大特集。「右翼」って何?「保守」とどう違う? 素朴な疑問に答える。

 日本社会の右傾化を、戦前からの伝統を持つ右翼団体はどう受け止めているのか。慶應義塾大学教授の片山杜秀氏に話を聞いた。

*  *  *
 人類には民主、自由、平等といった普遍的な理念がある。世界が同じ尺度に合ってゆくのがいい。それが、いわゆる近代主義的な考え方です。グローバルな資本主義や社会主義はその土俵に乗っている。右翼はその対抗馬なんです。従うべきは普遍より特殊。民族や国家の独自の伝統。翻訳不能な日本語の微妙さとか、そちらの方が大事というわけです。

 日本の右翼は、反西洋近代の立場が基本です。日本の愛すべき特殊性を黒船来航以来、西洋が壊してきたと考える。具体的にしますと、たとえば戦前の日本の右翼運動を特徴づけるのは次の三つでしょう。(1)国家社会主義(北一輝、高畠素之など)、(2)アジア主義(宮崎滔天、大川周明など)、(3)農本主義(権藤成卿、橘孝三郎など)。


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