ビールを美味しく飲むために 日本で独自に発展したやり方とは? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ビールを美味しく飲むために 日本で独自に発展したやり方とは?

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まつざきみわこAERA#グルメ
ビアブルヴァード代表 佐藤裕介さん/東京・新橋の名物ビアバー「ドライドック」で修業を積んで独立。Brasserie Beer Blvd.、PILSEN ALLEYの2店舗を経営する(撮影/写真部・岸本絢)

ビアブルヴァード代表 佐藤裕介さん/東京・新橋の名物ビアバー「ドライドック」で修業を積んで独立。Brasserie Beer Blvd.、PILSEN ALLEYの2店舗を経営する(撮影/写真部・岸本絢)

ビアアーティスト/SOUJU代表 福島 茶坊主 寿巳さん/SWANLAKE Pub Edo、SPRING VALLEY BREWERY TOKYOなど、クラフトビール提供店舗のコンサル業務や、ビールセミナーを開催(撮影/写真部・岸本絢)

ビアアーティスト/SOUJU代表 福島 茶坊主 寿巳さん/SWANLAKE Pub Edo、SPRING VALLEY BREWERY TOKYOなど、クラフトビール提供店舗のコンサル業務や、ビールセミナーを開催(撮影/写真部・岸本絢)

 まず、コンビニなどで一般的なラガービールを買ってきたら、家に着いてすぐ開けるのはNG。振動で炭酸が暴れている状態で開ければ、一気に炭酸が抜けてしまうからだ。できれば1日冷蔵庫で保管し、炭酸が再び液体に溶け込むのを待つ。そして、静かに開けたら必ずグラスに注ごう。

「せっかく入っている炭酸はなるべく抜かないほうがいい。味や風味のまとめ役なので」

 グラスは冷やさず常温で、においやほこりを取るため、必ず一度すすぐこと。グラスの内側はつるつるに見えても、実は細かい凹凸がある。それを水でなめらかにしておく。傾け、側面にはわせるように静かに注いで水流の渦を作る。缶の中身をそのままそっとグラスに移し替えるイメージで。うまく注げると、炭酸がシャンパンのように琥珀色の液体を駆け上がっていく状態になり、1時間ほど経っても炭酸は抜けにくい。

 クラフトビールの黒ビールやIPAなどは、温度によって苦みやえぐみ、酸味の差が出やすいため注意が必要。冷蔵庫から出したら5~10分ほど置いて温度を上げると味わいがしっかり感じられる。沈殿した酵母が混ざらないよう静かに注ぐ。

「ビールのスタイルに合った最適な注ぎ方をすることが大切。注ぎ方で味は確実に変わります」

(ライター・まつざきみわこ)

AERA 2016年10月24日号


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