フランス女性映画監督の体験を反映した骨太作品続々公開 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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フランス女性映画監督の体験を反映した骨太作品続々公開

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「裸足の季節」 昨年のカンヌ国際映画祭で話題を集め、5人姉妹を演じた少女たちも、各国で絶賛された (c)2015 CG CINEMA-VISTAMAR Filmproduktion-UHLANDFILM-Bam Film-KINOLOGY

「裸足の季節」
 昨年のカンヌ国際映画祭で話題を集め、5人姉妹を演じた少女たちも、各国で絶賛された (c)2015 CG CINEMA-VISTAMAR Filmproduktion-UHLANDFILM-Bam Film-KINOLOGY

「裸足の季節」 6月11日から、東京のシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次公開 (c)2015 CG CINEMA-VISTAMAR Filmproduktion-UHLANDFILM-Bam Film-KINOLOGY

「裸足の季節」
 6月11日から、東京のシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次公開 (c)2015 CG CINEMA-VISTAMAR Filmproduktion-UHLANDFILM-Bam Film-KINOLOGY

「めぐりあう日」 主演は、フランスで最も旬な女優の一人、セリーヌ・サレット。抑えた演技が光る。7月30日から、東京・岩波ホールほかにて全国順次公開 (c)2015-GLORIA FILMS-PICTANOVO

「めぐりあう日」
 主演は、フランスで最も旬な女優の一人、セリーヌ・サレット。抑えた演技が光る。7月30日から、東京・岩波ホールほかにて全国順次公開 (c)2015-GLORIA FILMS-PICTANOVO

 フランスの女性監督による映画が、相次いで公開される。自身の体験を昇華させた、力強く、エモーショナルな作品が生まれている。

 眩しいほどの太陽の光が降り注ぐなか、人生を悟ったかのような少女たちの眼差しに心奪われる。

 6月11日公開の映画「裸足の季節」。本作は、異性とじゃれ合って思いを寄せ合う、思春期特有の心の揺れを切り取った作品とは一線を画す。少女たちは、異性に対する当たり前の感情が許されない世界に生きる。同年代の少年たちと肩車をして遊んでいた少女たちは、?傷物?として家に閉じ込められる。

「このエピソードの一部は、私が実際に経験したこと」

 と、デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督は言う。

 舞台はトルコの田舎町。古くからの慣習が残る村では、自分の心に素直に生きたければ、闘わなければならない。5人姉妹による、自由と抵抗の物語は、まるで西部劇のように強くて、勇ましい。

●いま生きる世界は?

 エルギュヴェン監督は、1978年トルコ生まれ。幼くしてパリに渡り、フランスの国立の映画学校で学び、現在もパリに暮らす。初監督作ながら本作はアカデミー賞フランス代表にも選ばれた。

「映画を撮るうえで考えたのは私たちはいま、どんな世界に生きているのかということ。作品では断片的にしか描いていませんが、大切なのは自分自身の体験について考えることだと思う」

 実体験を出発点にストーリーを練り上げ、女性ならではの感性を映像に吹き込んだ。撮影は、奇しくも妊娠という人生のイベントと重なった。

「現場では、少女たちとの間にエモーショナルな空気が流れていた。それは、私が妊娠していたことに関係しているのかもしれません」


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