女性に多い「120%病」って? 「私自身もそうでした」と女医 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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女性に多い「120%病」って? 「私自身もそうでした」と女医

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長時間労働など、日本的な働き方が残されたまま、グローバル化や成果主義が職場に入り込み、働く人は苦しんでいる(撮影/植田真紗美)

長時間労働など、日本的な働き方が残されたまま、グローバル化や成果主義が職場に入り込み、働く人は苦しんでいる(撮影/植田真紗美)

 コミュニケーションがなく、働く人が孤立する職場が増えている。メンタル不調を抱える人も多い。いま、職場で何が起きているのか。産業医として活躍する、同友会産業医室医師の大室正志さん、日本医科大学特任教授の海原純子さん、アベ労働衛生相談所代表の阿部眞雄さんが語り合った。

* * *
大室:メンタル失調の原因は複合要因。親の介護や離婚問題、40代からはプライベート要因も重なりやすい時期。そのあたりの中間管理職は要注意ですね。

海原:男性は、紛らわすことで済ませちゃう人も。

大室:酒、タバコ、ギャンブルとか(笑)。

海原:ちょっとどこか痛くても薬飲めばいいとか、30代まではそれで乗り越えられても、40代になるとどうしようもなくなる。相談する人もいないし、弱みも見せられないし。

大室:言語化する時も、男女の差があります。男性は、この頭痛はいつからどんな頻度で起きているという事象は雄弁に語れる。でも「なぜこの頭痛が起きていると思うか?」というような話はしない傾向があるので、こちらから聞く必要があります。

うつ病って、女性のほうが有病率が高いんですが、自殺率は圧倒的に男性のほうが高い。ホルモンの要因もありますが、一つは、男性は自殺するまで誰にも言えないのもあると思う。

阿部:女性は管理職も相談に来ますね。最初は部下や同僚の話をしにきて、何回か会っているうちに、自分の話がワーッと出る。それで2、3回泣いて帰ると、すっきりしたって。男性の管理職はほとんど来ない。


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