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浅田真央、一時「心と身体チグハグ」になるも…コーチの支えで吹っ切れた

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全日本選手権を振り返って、浅田は言った。「自分の弱いところは気持ちが引けてしまう部分なんだということを、先生と話して感じた」(写真:gettyimages) 

全日本選手権を振り返って、浅田は言った。「自分の弱いところは気持ちが引けてしまう部分なんだということを、先生と話して感じた」(写真:gettyimages) 

 2年ぶりに出場した全日本選手権で、浅田真央はショートで5位発進。フリーで持ち直し総合3位に滑り込んだが、実際のところ状態はどうなのか。

 休養を経て臨んだ今シーズン。浅田の気持ちは揺れ動き続けた。

 シーズンのスタートは好調だった。11月のグランプリシリーズ中国杯でいきなり優勝。

「今までは『絶対に跳ばなきゃ』と思っていたのに、今季は『この舞台に戻ってきたかった』と思って滑っています」

 ところが、結果が出たことで逆にマイナス思考に陥る。

「練習よりも良い状態が本番に出た。周りには褒められるけど、自分の心と身体がチグハグ」

 技術面の不安から一気に自信を失い、同月のNHK杯は3位。

「いよいよシーズンに入り、気持ちが変わってきた。『やらなきゃ』という感じが強かった」
 
12月のグランプリファイナルでは最下位の6位に終わり、「『失敗したくない』という気持ちが強すぎて空回りしている」と肩を落とした。コーチの佐藤信夫は、こう浅田を諭した。

「スポーツの世界は良い時も悪い時もある。ジャンプはそのうち戻ってくるから、焦る必要はない。シーズントータルで良い方向に持っていけばいい」

 だが、その後の全日本選手権で浅田の心は再び萎縮した。


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