日本の教師、世界的にも長時間労働「意味あるのか?」という仕事も (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本の教師、世界的にも長時間労働「意味あるのか?」という仕事も

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AERA#教育#過労死
文科省の調査でも、現場の教師が最も負担を感じている業務は「国や教育委員会からの調査やアンケートへの対応」だった(撮影/今村拓馬)

文科省の調査でも、現場の教師が最も負担を感じている業務は「国や教育委員会からの調査やアンケートへの対応」だった(撮影/今村拓馬)

 例えば、国を挙げていじめ対策のために道徳の授業を強化するとなると、「副読本をどう使うか」など授業の年間計画を提出しなければならない。同様の調査を文部科学省、県、市、教育委員会が次々に行い、その都度、書類作成に忙殺される。

 年度末の12~3月は報告書の締め切りラッシュで、テストやノートのチェックは後回しになり、自宅で眠い目をこすりながらこなす始末。兵庫県の小学校に勤務する40代女性教師は、「この状態でクラス40人の一人一人を丁寧にみるなんて、限界がある」ともらした。

 本業のはずの「教える」ことに専念できず、むしろ後回しにせざるを得ない状況に若い人ほどバーンアウトし、最後はうつ病になって辞めてしまう。この女性教師は、そんな後輩の姿を毎年のように見送ってきた。

「悔しい思いが残ります」

AERA  2015年11月16日号より抜粋


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