「どこかに骨を埋める気はない」多拠点ライフを実践する女性 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「どこかに骨を埋める気はない」多拠点ライフを実践する女性

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渡邉さやかさん(撮影/編集部・鎌田倫子)

渡邉さやかさん(撮影/編集部・鎌田倫子)

 都会と田舎、ふたつの拠点を置いて生活をする「2拠点ライフ」のスタイルをとる人が増えている。なかには2拠点にとどまらない、「多拠点ライフ」を実践する人も出てきた。

 一般社団法人「re:terra(リテラ)」代表理事の渡邉さやかさん(34)は、小さめのキャリーケースに8センチヒールで、東京、東北、東南アジアを移動する。ビジネスを通じた社会貢献を目指し、地方や途上国でコンサルティングや事業開発に携わる。

 一年のうち4分の1は自宅兼事務所がある東京に滞在、4分の1はカンボジアなど東南アジアで、4分の1は東北の沿岸部。残りは国内外の出張だ。

「携帯電話、ノートパソコン、財布にパスポート。この四つさえあれば何とかなる」

 大学・大学院での研究の専門は国際協力。その後、ビジネスを学ぼうと、IBMビジネスコンサルティングサービス(現日本IBM)に入社した。3年が過ぎ、国際協力の世界に戻ろうと考えていた時、東日本大震災が起きた。

 被害の大きかった沿岸部を回るうち、支援よりも息の長い活動の必要性を実感。東北で地域に貢献できる事業がしたいと、会社を辞めた。

「地方を搾取するのではなく、地域のブランドをつくりたい」

 渡邉さんは津波をかぶっても枯れなかった椿に着目した。東京の化粧品会社の協力を得て、椿油を配合したハンドクリームやリップクリームを開発し、椿の葉のお茶も販売。間もなく、畑づくりも始める。


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