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ニューヨークにも猫男子 仕事の幅も広がる?

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笠原進司さんは、アニマルシェルターで出会ったしお(THEO/オス、推定8歳)とティア(THEA/メス、推定4歳)との暮らしを、ブログやユーチューブにアップしている。鳴き声がしゃべっているように聞こえるしおは、ブログ「しゃべるねこ、しおちゃん」で人気者に (c)okyn.jp (写真:本人提供) 

笠原進司さんは、アニマルシェルターで出会ったしお(THEO/オス、推定8歳)とティア(THEA/メス、推定4歳)との暮らしを、ブログやユーチューブにアップしている。鳴き声がしゃべっているように聞こえるしおは、ブログ「しゃべるねこ、しおちゃん」で人気者に (c)okyn.jp (写真:本人提供) 

 忙しい仕事を持ちながらも、猫と暮らす単身者が増加している模様。人々は猫のどんなところに惹きつけられるのか。

 日本から海を隔てた米国では、ペットとの暮らしはもっと身近だ。ニューヨークでは多くの賃貸住宅がペット可で、大半の入居者が猫や犬と暮らしているという。日本では珍しがられる猫男子も、ありふれた存在だ。

 ニューヨークに暮らす笠原進司さん(40)が、研究員として働く職場のがんセンターから戻り、アパートの扉を開けると、姿を現すのは、ふさふさ黒毛のしおと、青い目のシャム風猫ティアだ。

 15年前から米国で暮らしている。米国では、猫や犬はペットショップではなく、アニマルシェルターなど保護施設から引き取るのが一般的だ。笠原さんも同僚とシェルターを訪れるようになり、猫との暮らしを考え始めた。迷いもあった。自分のキャリア、米国に住み続けるかどうか、学会や出張での不在時はどうするか、一生面倒を見られるか。そんな迷いが、その黒猫を見た瞬間消し飛んだ。2007年の夏のことだ。

「毛はボサボサでガリガリ。ぼくを見てケージから前脚を出し、『ぷるるるる』と鳴いたんです」

 ビビッと来た。抱かせてもらうと、顔に頭をこすり付けてきた。ジクソーパズルがハマったような心地よさ。人なつこく、さえずるようによく鳴くしおとの暮らしが始まった。

 米国は、住宅事情もペットに寛容で、労働時間も日本のように残業続きにならないので、一人暮らしでも猫を飼いやすい。出張時の猫の世話も、気軽に友人に頼めた。

 猫との暮らしを始めて意識したのは、自分が愛情を与える側であるということだ。

「ぼくが癒やされたいというよりは、いい環境で幸せにしてあげたいという気持ちが大きいんですよ」

 愛情のさじ加減は簡単なようで難しい。猫には猫の気分があり、常に通じるわけではない。人間関係に似ていると思う。

 笠原さんは、猫との暮らしをブログやユーチューブで発信している。「愛情ダダ漏れの生活」を知って、ネット上で笠原さんと2匹の猫のファンが生まれ、交流が続く。

「猫を飼ったことがきっかけで、出会いも仕事の幅も広がったと感じています」

AERA  2015年1月19日号より抜粋


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