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シリコンバレーとリクルートの「共通点」とは

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KAIZEN platform Inc. 共同創業者兼CEO 須藤憲司さん(34)2003年早稲田大学卒業、リクルート入社。13年3月にKAIZENを設立する。本社は米サンフランシスコだが、現時点では東京が実働部隊。自宅で作業も可能で、ミーティングはオンラインで行う。「富士山の登山中に参加した社員もいました(撮影/写真部・岡田晃奈)

KAIZEN platform Inc. 共同創業者兼CEO 須藤憲司さん(34)
2003年早稲田大学卒業、リクルート入社。13年3月にKAIZENを設立する。本社は米サンフランシスコだが、現時点では東京が実働部隊。自宅で作業も可能で、ミーティングはオンラインで行う。「富士山の登山中に参加した社員もいました(撮影/写真部・岡田晃奈)

 リクルート出身の若手ベンチャー経営者が増えている。彼らは会社で何を学び、独立したのか。

 KAIZEN platform Inc.(以下、カイゼン)社長の須藤憲司も、元リクだ。2003年に入社して在職10年。13年3月に、現在の会社を立ち上げた。独特の社名は「思いつき」だという。

「米国でのビジネスを考えていたので、社名には日本語を入れたかった。でも、出てきた案が“ニンジャ”だの“ゲイシャ”だの……。ましだったのが“カイゼン”でした」(須藤)

 カイゼンの主なサービスは、ウェブサイトのユーザーインターフェースを改善するためのプラットフォームの提供だ。例えば、顧客のeコマースサイトのデザインや使い勝手を良くするために支援する。

デザインなどの改善を提案する「グロースハッカー」をクラウド上に約900人確保。豊富な人材で安価に改善案を提供することが話題を集め、設立1年後の14年3月には500万ドルの資金調達に成功した。サービス提供先は世界で600社を超えている。

“改善”のルーツはリクルート時代にある。須藤は振り返る。

「転職の『リクナビネクスト』などを担当し、いかにユーザーに快適にサイトを使ってもらうかを考えていました。だけど、いざお客さまのサイトに移ってからの使い勝手が悪い。サイトを使いやすくしたいという思いがずっとあった」

 リクルートにいた10年間で、雑誌の流通や宣伝、地図情報サイトの立ち上げ、オンライン広告など、さまざまな業務を経験。「たらい回しにされただけ」と飄々と話すが、リクルートマーケティングパートナーズでは執行役員も務めた。

「リクルートって“非連続”のキャリアなんです。そこがシリコンバレーと似てる。実際に行ってみた雰囲気が『あっ、リクルートだな』と感じたんです。何度も失敗している人が多いのに、とにかくみんな明るい。失敗を恐れていないんですよね」

(文中敬称略)

AERA  2014年9月8日号より抜粋


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