結婚相手の収入が気になるのは女性だけではない。独身男性に、理想の結婚相手の年収を聞いた。

■理想:世帯で800万~1千万円(33歳・男性・IT)

 ぼくが重きを置くのは、価値観や考え方が同じかどうか。プライドもありますが、ぼくの年収が600万円弱なので、正社員の女性でもっと多い人はありだと思う。年収がぼくより多くても、それを感じさせない気遣いがある女性なら、いくらでも構いません。

 自分の収入を考えると、専業主婦希望の人はどうかな。非正社員はダメということはありませんが、これから転職を考えているので、結婚する相手は安定した正社員であってもらいたいという希望はあります。

■理想:多ければ多いほどよし(31歳・男性・コンサルティング)

 自分の年収も1千万円を超えていますが、相手も多いに越したことはないと思っています。互いが自立した生活をするというのが理想。自分の人生を生きている人のほうが魅力的だと思います。だから逆に、ぼくの年収目当ての女性ならどんなにルックスがよくても結婚したくない。専業主婦願望の女性にも魅力を感じません。自分の人生を生きなくていいの?と思ってしまう。

 結婚したら、それぞれが自分の“財布”を持ちつつ、共同口座をつくりたい。長いスパンで考えて、住宅購入資金や教育資金、また2人に必要な大きな出費などをそこから話し合って使えばいい。年のはじめに互いの源泉徴収票を見せ合い、共同口座へそれぞれが収入の50%を入れたらどうかと思っています。残りの50%はそれぞれの分として関与しない。パーセンテージでの分担なら公平ですし、まじめに働けば自分の使える分も増えるのでモチベーションも上がると思うんです。

AERA  2014年7月28日号より抜粋