無形文化遺産の「和食」無理なく生活に取り入れるコツ 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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無形文化遺産の「和食」無理なく生活に取り入れるコツ

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冨田ただすけ(とみた・ただすけ)1980年、山口県下関市出身。大学卒業後、中食大手のロック・フィールドに就職。辻調理師専門学校で料理を学び直し、日本料理店で修行。その後、食品加工メーカーの寿がきや食品で研究開発職に。2013年に料理研究家として独立(撮影/小林キユウ)

冨田ただすけ(とみた・ただすけ)
1980年、山口県下関市出身。大学卒業後、中食大手のロック・フィールドに就職。辻調理師専門学校で料理を学び直し、日本料理店で修行。その後、食品加工メーカーの寿がきや食品で研究開発職に。2013年に料理研究家として独立(撮影/小林キユウ)

(撮影/小林キユウ)

(撮影/小林キユウ)

 和食がユネスコ無形文化遺産に登録され話題となったが、実際に生活に取り入れるのはハードルが高い、と思っている人も多いのでは。専門家に無理のない和食生活のコツを聞いた。

 料理研究家の冨田ただすけさん(34)が運営する和食レシピサイト「白ごはん.com」は、一日に7万~8万PVのアクセスがある、料理好き、和食好きに人気のサイトだ。

「このHPを知ってから和食がおいしくなったと夫に好評です」
「海外で鍋炊飯を試してみたら、大成功」

 など、さまざまな感想が寄せられる。けれど、「和食はめんどう」「難しそう」という心理的なハードルが高いのもまた事実。家庭で和食を取り入れるにはどうすればよいのだろうか。

「和食の魅力はなんといってもだしの香りとうまみ。きちんととった天然だしのおいしさは、家庭だからこそ味わえるもの」と言う冨田さん。

「時間のない時は、だしパックにしたり、レトルトやインスタントを使うこともゼロではないです。独立するまでは、加工食品メーカーで研究開発の仕事をしていましたから、メーカーがどれほど工夫を重ねて味作りをしているかも知っています。ただ、本物のだしの香り、うまみは絶対に出せません。それに、加工食品はどうしても食材の食感や風味が消えてしまうんです」

 できあいの総菜で済ませる日があったら、翌日は炊きたてのごはんと、きちんとだしをとったお味噌汁の食事をとる、というように、めりはりをつける。子どもは、「やっぱりちゃんと作るとおいしいね」と親が話す様子を見て、和食本来の味を覚えていく。「おいしい」の感性を育てることが大切なのだ。


AERA 2014年3月31日号より抜粋


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