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ゲイをカミングアウト SNSがマイノリティの力に

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(撮影/写真部・慎芝賢)

(撮影/写真部・慎芝賢)

 普及したことにより、生活を大きく変化させた、IT技術。ITを上手に使い、人生を変えた人もいる。

 昨年10月、ある区議が社民党党首選に出馬した。東京都豊島区議の石川大我さん(39)。区議が立候補したことに加え、石川さんが自身を「ゲイ」だと公言したことでも話題になった。

「ITはマイノリティーの武器なのです」

 小学5年生のとき学年がひとつ上の男子を好きになった。後から思うとそれが、初恋。以来、好きになるのは男性ばかり。なぜ自分は同性が好きなのか――。誰にも本音を打ち明けられず孤立していたという。25歳のときに家に来たパソコン。ネットに繋ぎ、同性愛者が作るサイトにたどり着いた。翌月に、自分以外のゲイに初めて会えた。ひとりではないことを実感した。

 自身でホームページを作ったときは、出身中学の後輩、それも2人から、「自分もゲイです」とのメールが来た。

「同じ中学の後輩など、ずっと近くにいたのに出会えなかった。そんな人ともつながれたのはITがあったからこそです。人は一人では戦えないけど、仲間がいれば勇気を持って踏み出せるようになります。そのための武器になった」

 スマホでキャリアアップした人もいる。化学メーカー勤務の45歳の男性は、会社内で営業職からの異動を希望し、社会保険労務士の資格取得を目指した。

 買ったばかりのスマホで問題集のアプリを探し購入、片道20分弱の通勤時間に解き続けた。スマホは場所を取らないし、紙の問題集と違い筆記用具もいらない。間違えた問題だけを抽出して解くこともでき、効率的。半年後の試験では、合格ラインを大幅に上回る高得点で資格を得た。

「アプリがあったおかげで、すきま時間をすべて勉強時間にすることができました」

 この男性は異動ができた。ITで想いがかなったのである。

AERA  2014年2月3日号より抜粋


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