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気づかず命に関わることも 怖いペットの病気

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 多くの人がペットを飼うようになった昨今。ペットも高齢化すると、様々な病気のリスクが高まり、中には放置しておくと命に関わるものもある。そうならないために、症状を見極めて専門医などを賢く選びたい。

 10歳以上の犬猫の5割の死因はがんだとされる中、先端のがん診療を行う病院もある。池尻大橋ペットクリニック(世田谷区)は、遠藤美紀院長が日本獣医がん学会の獣医腫瘍科I種認定医だ。多い時で月10件ほどの手術を手がける。

 複数の動物病院で炎症と診断されて抗生物質の投与を受けていた犬が、遠藤氏のもとに来てがんとわかったときにはもう手遅れ、といった事例が年に数件はあるという。遠藤氏は言う。

「人間の1年が犬猫には5年にあたる。かかりつけの病院で少しでもがんの疑いがありそうだとなれば、悠長に様子を見るのではなく、専門の病院を紹介してもらうほうがいいでしょう」

 トライアングル動物眼科診療室(文京区)は、もとは総合的な診療を行う病院だったが、06年に眼科に特化した。いまは月に50件ほどの紹介が、他の病院などから来る。

 眼の病気は治療が遅れると失明につながる。機材は一般に使用するものとは大きく異なる。顕微鏡下での治療には訓練が必要になる。人間に比べて進行が早いのも特徴だ。斎藤陽彦院長はこう振り返る。

「飼い主の側で専門分野の治療へのニーズが高まる一方で、動物病院はそれに応えられていなかった。すべての分野を網羅するには限界があり、私たちは眼科に特化した」

AERA 2012年10月22日号


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