屋台にもベビーチェア 子育てしやすいマレーシア 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

屋台にもベビーチェア 子育てしやすいマレーシア

このエントリーをはてなブックマークに追加

 政治の混乱や経済の低迷に加え、国を揺るがすほどの大災害。日本で子どもを育て、教育することに親たちが不安を抱いても不思議はない。マレーシアという国が、その受け皿の一つになっている。

 中村芙美子さん(35)は11年12月に、東京から家族5人でマレーシアに移住してきた。夫の誠さん(35)は会社員。芙美子さんもフリーのウェブ制作者として働きながら、長男菊治郎くん(5)、長女仁湖ちゃん(3)、次男虎治朗くん(1)を育てていた。

 子どもたちに英語でコミュニケーションできる楽しさを教えたいと、海外への教育移住を考えていたが、東日本大震災が移住実行のきっかけになった。

「政府や経済への信頼が揺らぎました。何より子どもを『ただ息を吸っているだけ』の何も考えない大人にしたくなかった」

 芙美子さんは、マレーシアでの子育ては楽だと笑う。

「子どもがいることを前提に街がつくられている。例えば、屋台にもベビーチェアがあります。そして、誰もが子どもに優しい。スーパーに行けば3人をのせられるようにカートを二つ出してくれたり、店員さんが子どもと遊んでくれたりします」

 芙美子さんがマレーシアでの子育てを紹介するブログをはじめたところ人気を呼び、いまでは毎日数百件のアクセスがある。現在は誠さんと2人で起業し、マレーシアの情報をまとめたサイト「マレーシアマガジン」を立ち上げた。同じように情報を探している日本人の助けになれれば、と思っている。

AERA 2012年10月8日号


トップにもどる AERA記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい