世界で活躍するデザイナーに"肩書き"はいらない?

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10月1日、デザイン性に優れたプロダクトに贈られる「グッドデザイン賞」の大賞候補が今年も発表されました。エントリーされたものの中にはデザイナーの三宅一生さんが手がける照明器具「陰翳 IN-EI ISSEY MIYAKE」をはじめ、おなじみの地図検索サービス「Googleマップ」、そしてJAXAのロケット「イプシロン」なども選ばれています。



受賞の証である赤と白の「Gマーク」で広く知られる同賞。過去には日本を代表し、世界でもその実力が認められているデザイナーも多く受賞しています。東京とミラノに拠点を持ち、米経済誌『ニューズウィーク』で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたデザイナーの佐藤オオキ氏もその一人です。



デザイナーには「グラフィックデザイナー」や「ファッションデザイナー」などさまざまな肩書きがありますが、佐藤氏曰く自身は単なる「デザイナー」なんだとか。それもそのはず、佐藤氏によるデザインはプロダクトだけでなく建築からインテリアまで多岐にわたります。



佐藤氏がこのように自由にものづくりを行うスタイルを軸にしたきっかけは、イタリア・ミラノの「ミラノサローネ」に参加したことだったと自身の著書『ネンドノカンド 脱力デザイン論』でつづっています。



ミラノサローネとは毎年4月に開催されている世界最大の国際家具見本市。大学の卒業旅行でたまたま足を運んだ佐藤氏は、そこで建築家が雑貨を作り、グラフィックデザイナーが車のインテリアを手がける様子を見て「自分は(大学)6年間せっせと1つの種目(建築デザイン)に取り組んできたのに、世界は『異種格闘技』だったのか」と思ったんだとか。そして、そこには日本とは違う「開かれたデザイン」があったといいます。



そのミラノサローネに今年自身が率いるデザイン集団「nendo」で出品し、大きく話題になった佐藤氏。現在港区の東京ミッドタウンで催されている秋のデザインイベント「デザインタッチ」では、nendoの作品などを展示する「Salone in Roppongi(サローネ・イン・六本木)」が27日まで開催されています。世界で評価される佐藤氏とnendoの作品に、この機会に触れてみてください。



【関連リンク】

サローネ イン ロッポンギ

http://www.tokyo-midtown.com/jp/designtouch/2013/salone.html

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