織戸弘暉(おりとこうき)/ 愛知県立名古屋西高校卒。2022年4月から、近畿大学が実施する6カ月間の起業支援プログラムに参加。大阪信用金庫主催の「第1回学生ビジネスプランコンテストO-BUCs」で特別賞、近畿大学主催の「KINDAI Business Contest 2022」で最優秀賞を獲得し、今年2月にTHINNEY株式会社を設立。子ども向けにマネー教育を行う学習塾「まねマネタウン」の運営などに取り組んでいる。[写真=木村哲夫 ヘアメイク=KEN、Lia(ともにJOUER) スタイリング=村上ゆい(JOUER)]
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 受験生に貴重なアドバイスを、と本誌が現役大学生からグラビアモデルを公募。自身の経験に基づく勉強法、ストレスの解消法、大学生活などを語ってくれる。今週は近畿大学の織戸弘暉さん(愛知県立名古屋西高校卒)。

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「すべての人にマネー教育を」。そんな問題意識から、今年、学生起業家になった。目指すのは、「日常生活で損をしないための知識」を広めること。

「欧米では小学校から金融教育を取り入れる国もあるのに、日本は情報格差が激しい。車を持つといくら税金がかかるのか、入るべき保険は何か、などの知識があれば、『貯める力』や『備える力』がつきます」

英単語は、複数の意味があっても一つに絞って、1語1秒のスピードでパンパン読み進める。質より量。大切なのは、毎日継続すること

 今の主な事業は、ボードゲームを通じて5歳からお金の仕組みを学べる学習塾の運営だ。

 充実の大学生活を送るいっぽう、受験生時代を振り返ると、こんな“後悔”があるとか。

「もっと戦略を立てるべきでした。志望校の過去問を20年ぶん分析して、出題範囲をデータ化していれば、むやみやたらと勉強する必要なかったなと(笑)」

 経営者の発想は、一味ちがう。(取材・文/本誌・大谷百合絵)

写真=木村哲夫 ヘアメイク=KEN、Lia(ともにJOUER) スタイリング=村上ゆい(JOUER)

週刊朝日  2023年4月21日号

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