
受験生に貴重なアドバイスを、と本誌が現役大学生からグラビアモデルを公募。自身の経験に基づく勉強法、ストレスの解消法、大学生活などを語ってくれる。今週は近畿大学の織戸弘暉さん(愛知県立名古屋西高校卒)。
* * *
「すべての人にマネー教育を」。そんな問題意識から、今年、学生起業家になった。目指すのは、「日常生活で損をしないための知識」を広めること。
「欧米では小学校から金融教育を取り入れる国もあるのに、日本は情報格差が激しい。車を持つといくら税金がかかるのか、入るべき保険は何か、などの知識があれば、『貯める力』や『備える力』がつきます」

今の主な事業は、ボードゲームを通じて5歳からお金の仕組みを学べる学習塾の運営だ。
充実の大学生活を送るいっぽう、受験生時代を振り返ると、こんな“後悔”があるとか。
「もっと戦略を立てるべきでした。志望校の過去問を20年ぶん分析して、出題範囲をデータ化していれば、むやみやたらと勉強する必要なかったなと(笑)」
経営者の発想は、一味ちがう。(取材・文/本誌・大谷百合絵)

※週刊朝日 2023年4月21日号