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 8月5日から映画「L.A.コールドケース」が全国公開される。90年代にアメリカ音楽界を激震させたラッパーの射殺事件。巨大権力の闇を暴こうとした代償として、地位や名誉や家族などすべてを失いながらも、なお執拗に正義を追い求める真のヒーローを大スター=ジョニー・デップが演じる。

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 元ロサンゼルス市警のラッセル(ジョニー・デップ)は、1997年に発生した“ノトーリアス・B.I.G.”の射殺事件から18年経ったいまも、未解決事件の真相を一人で追い続けていた。90年代に勃発した“ヒップホップ東西抗争”(西海岸の「デス・ロウ・レコード」と、東海岸の「バッド・ボーイ・レコード」の諍い)は、二人のラッパーが射殺されるという最悪の結末で終息を迎えたが、事件の全貌は謎に満ちていた。

 独自に事件を探っていた記者のジャック(フォレスト・ウィテカー)は、ラッセルのもとを訪ねて過去の手掛かりを一緒に究明することになるが、やがて二人の前に浮かび上がってきたのは、予想もしない“ある新事実”だった。

本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

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