週刊朝日 2022年7月15日号
週刊朝日 2022年7月15日号

──実際に訓練を体験して、消防士のリアル、ここは絶対に伝えたいと思ったのは?

 やっぱり誰かを守るっていうところ。自分の命、後先考えずに火の中に飛び込むって絶対誰もが怖い。でも中にいる人たちのほうが怖いからって行動できる、その強さは、やっぱ日々の鍛錬からきていると思うので、本当にかっこいいなって。訓練期間が自分の記憶では一瞬すぎたので、もっと深く知れたらいいなって思いながら消防局を後にしましたね。

──救助隊のチームワークも印象的です。映画のように仲間にフォローしてもらったと感じたことは?

 メンバーには、もらいっぱなしな感じがしますけどね。例えば、TGC(3月21日に行われた東京ガールズコレクション)で、もともと普通のタンクトップ着て歩くつもりだったんですけど、俺の顔がプリントされてるタンクトップ(3月公開のSnow Manの主演映画「おそ松さん」の小道具)を用意してくださってて。何でだろうと思いつつ、これ着てランウェー歩いて、一番前でジャケット開いたらめっちゃ面白くね?って佐久間(大介さん)に相談したら、じつは佐久間が衣装さんにお願いして用意してくれてた。(岩本さんが映画で演じた)カラ松だったら、あれ着てサングラスかけたほうが絶対いい、って。あのタンクトップ、劇中でも着てないでしょ? 佐久間の優しさですよね。そういうことは本当に多いですね。

 ほかにも、自分が決めたことで、やっぱこっちのほうがよかったかなって思うことがあるんだけど、みんなが背中を押してくれるから、一人で負のループに入らずにいられるっていうか。選択肢が多すぎて決めきれずにいるところを、めっちゃいいと思うよって後押ししてくれる、気づかせてくれるっていう感覚ですかね。そういう優しさは、メンバーとかファンの方から、いつも感じますね。

■親友って枠ならふっかと佐久間

──今回、映画にはライバルや親友が登場します。現実で誰か選ぶとしたら?

 親友っていう枠で言ったら、ふっか(深澤辰哉さん)と佐久間ですかね。年は1個上だけど、いろんな話するし。もちろんほかのメンバーとも仲いいんですけど、より。特に、佐久間なんか“ニコイチ”って言われるぐらい一緒にいたり、ふっかとだったら“いわふか”って呼ばれたり。本当に気、遣わないっていうか、空気。

 深澤に関しては、楽屋や遠征先のホテルが一緒になることも多いんで。シンガポールでは、なぜか俺たちの部屋だけベッドが1個しかなくて。だから1個のベッドで10日間一緒に寝ちゃった関係なんで(笑)。俺、海外行ったら俺の部屋だけベッド1個しかないって謎の縛りやられてるんですよね、もうずっと(笑)。

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