「こういうことしていきたいね」とか「こういう見せ方してったほうがいいんじゃないかな」みたいな話はしますよ。特にコロナになる前は月1でごはんに行ってたんで、みんなで意思疎通をはかってました。

 内容は明かせないですねー(笑)。僕ら、ライブやるときとかもネタバレ一切しないでしょう。来てくれたらわかるから、お楽しみっていう。

──アイドルは自分の天職だと思いますか?

 今の自分じゃわからんし、いずれもっと年取ったときにそう感じるんかなと思います。こういう舞台とかライブとか、お仕事をやらせていただけるときは幸せだなって思うけど、そのなかで大変なこともあったりするので。割合は半々ぐらいじゃないですか?

 まあ、でもどんな仕事でも、思い悩むときとかちょっとしんどいなっていうときはあるじゃないですか。みんなと同じですよ。天職になるかどうかは自分次第かなと思ってますけどね。

 自分がどう思われてるかみたいなことは、昔から気にしてないです。YouTubeのコメントはたまに見ますけど、エゴサ(ーチ)はしない。だってそんなん気にしてたらキリないでしょ?

 それより、今の僕を応援してくれてる人とか、好きでいてくれる人のために頑張ろうっていう感じです。

──今の一番の目標は?

 毎年映像一本、舞台一本っていうのが目標ではあるんですけど、自分にとっての大きなモチベーションは、やっぱりデビューです。それに向かってやってます。

 でも結局、目の前のお仕事を全力でやることによって、何かがついてくるわけなんで。努力に優先順位をつけていたら、その段階で無理。そんな人はデビューできへん。歌もダンスもトークも全部同じ熱量でやらんと。それぐらい、デビューって簡単なもんじゃないと思ってます。

 そうやって信念持ってやってるってことが、僕たちのパフォーマンスなり活動なりを見てもらって伝わったらいいですね。ファンの人たちにはシンプルに、「信じてついて来てほしい」って伝えたい。それに尽きるかな。

(構成/本誌・大谷百合絵)

週刊朝日  2022年7月8日号