林:あとは、おばあちゃんにもお母さんにもあった「ラブ」の要素がちょっと足りないかなっていう感じ。「五十嵐」さん(本郷奏多)とどうなるかわからないけど。
川栄:そこも楽しみにしてもらえたらと思います。恋愛の展開が、「安子」さんと「るい」さんとはちょっと違った形で出てきて、ジェットコースターに乗ってるようなワクワク感が今後続いていくので、注目してもらいたいです。
林:「ひなた」ちゃんってすごく明るいけど、おっちょこちょいで飽きっぽくて。
川栄:ラジオ英語講座も幼いときに断念してしまって。
林:一つ飽きないのが時代劇で、「条映太秦映画村」のシーンがありましたけど、あれは京都太秦の東映映画村で撮ってるんですよね。
川栄:はい、そうです。
林:映画村と撮影所と二つ使ってるんですか。
川栄:ロケで使われているのは映画村だけで、ほかのシーンはNHKで撮っています。セットで。
林:映画村、楽しいでしょう。
川栄:はい。私も行ったことがなくて、今回初めて行かせてもらったんですけど、町並みがすごくリアルで、そこにウキウキしながら就職した「ひなた」の気持ちがわかりました。
林:京都太秦の東映撮影所は、映画一筋のプロ中のプロが集まって、「いい映画を撮るぞ!」っていう雰囲気に満ちあふれているってことは、前から知ってたんですか。
川栄:ウワサには聞いてました。
林:若い俳優さんがあそこに行ってちょっと生意気したりすると、照明さんとかいろんな人から、けっこうキツい洗礼を受けるって話を聞きましたけど(笑)。
川栄:いまはそういう厳しい方が少ないので、そういうところでちゃんと指導してもらいたいなという気もあります。
林:歌舞伎界のプリンス尾上菊之助さん(桃山剣之介役)も、大阪のスタジオにいらしてるんですか。
川栄:はい。
林:すごいですね。菊之助さんは時代劇スターの役でお出になってますけど、やっぱり雰囲気ありますよね。
川栄:立ってるだけで、なんかすてきなんですよね。
林:きょうの放送は映画村のCMをミュージカル仕立てで撮るシーンでしたけど、菊之助さん、まじめな顔して踊ったりするから、メチャクチャおもしろかったですよ。